2017年10月の撮影まとめ
富士山写真家 オイです。
時の流れは残酷としいますか、本当に早いものですね。
ふと集中力が切れると、あっという間に中身のない時間が過ぎてしまいます。
とても勿体無いことです。
さて、少し遅くなってしまいましたが、10月の撮影まとめを…
と思ったのですが、この10月に撮った写真が少なすぎてビックリしました。
思えば、この2017年10月も、「梅雨」のような、雨ばかりの天気だったかと思います。
今年は8月も天気が悪かったですが、10月も厳しかったですね。
過去の天気はこちらで確認できます。
そして個人的には、32歳の誕生日を人生初の海外・ポーランドで過ごしました。
5日ほど日本を離れていましたが、その間はほとんど雨だったようです。
また富士山は例年「初冠雪」の時期ですが。
今年は最遅記録を更新するかと思われましたが、台風一過の10月23日にわずかな「残雪」が確認され、史上3番目に遅い「初冠雪」に認定されました。
これしっかりとした冠雪とは認められず、富士吉田市は「初雪化粧」の発表を見送り、「初冠雪」と「初雪化粧」の順番が去年と逆転する珍しい現象に。
結局26日「初冠雪」を発表し、これは去年の初冠雪と同じ日でした。
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撮影した写真たち
10月1日撮影
10月の頭は、9月末から引き続き赤石岳に山篭りしていました。
この朝はピーカンで、少し雲海が。
ものすごく絶景なんですが、見慣れてしまいました。
ある意味、病気です。
この1日は、日中もよく晴れていたので、周辺を歩いて被写体を探していました。
10月2日撮影
この日を最後に、人生で最長となった7日間の山篭り生活を終わりにします。
翌日からの天気が思わしくなかったため。
この朝は、ガスに包まれ視界がなかったものの、強烈な朝焼けの色が見えました。
結局、ガスが切れて富士山が見えたのは、下山する頃になってでした。
日本に不在
10月12~17日は、ポーランド旅行のため撮影は不可。
ちなみに移動中にカメラの入ったカバンを落下させ、カメラを壊しました。
(時々、撮影画像にミラーが写り込んでしまう現象が発生。)
10月23日撮影
途中に不在期間を挟んだとはいえ、実に3週間ぶりの富士山撮影。
これが”初冠雪”と認定されたわずかな残雪の富士山です。
9月~冠雪があるまでは例年、富士山の撮影には退屈する時期でもあります。
紅葉には早いし、何を撮るにも冠雪がないと寂しいものです。
晴れた日はありましたが、あまり撮影に出ていませんでした。
そのぶん、カレンダー制作と販売に精を出していました。
10月24日撮影
前日に台風が去りいったんスッキリしましたが、翌朝は台風一過の朝焼けの予感。
期待して撮影に向かうも、手前に雲が出てしまい、このあたりで精一杯。
朝焼け本番の頃には雲が富士山を隠してしまいました。
この朝は大山行男さんにも会えました。
当初、晴れの予報が続きこのままマトモな冠雪がないかと思われましたが、予報が変わり雨と出たため、急遽北岳へ登ることにしました。
10月25日は、雨の中を北岳に登山。
10月26日撮影
雨の中、そして途中から雪の中、北岳へ登るのは一苦労でした。
アクシデントもありながら「肩の小屋」へ転がり込み、強風の夜をテントの中で明かした翌朝。
北岳は一面の雪景色に包まれ、富士山には念願の白い雪が。
雨上がり(雪上がり)の、素晴らしい景色に感動しました。
10月27日撮影
北岳で迎える2回目の朝は、北岳山頂から。
前日、北岳山荘へ向かうも、ピッケル等の装備がないと宿泊お断りということで、まさかの引き返しに。
この夜明けは凍える寒さの中、日本で2番めに高い場所からの絶景を独り占めでした。
翌朝には接近する台風の影響で雨になるとの予報のため、3日目にして早々の下山となりました。
4~5日くらい滞在できればと思っていたのですが。
そして、このあとの台風22号のため、真っ白だった富士山の雪は再びほとんど溶かされてしまいました。
10月31日撮影
これが10月最後の撮影となってしまいました。
これは、近所へ買い物に行く際についでに撮影した写真。
晴れた日は何度もありましたが、富士山の冠雪がないといまひとつ気合が入らずでした。
最近は、撮影すること以外にもやるべき作業が多いため、撮影の重要度が下がっています。
しかしながら「決定的」な良い日は、逃さないように撮影したいと思っています。
以上、写真だけ見るとほとんど収穫がないような1ヶ月でした。
「この日は素晴らしかった!」みたいな日がほとんどなく。
これは自分がサボりがちだったこともありますが、天気的な問題で、かなり不作の10月だったと思います。
11月に入った現在も、富士山の冠雪はほとんどないままです。
またこの10月は、たくさんの方にカレンダーを買っていただき、去年を上回る反響に驚きました。
反面、まだまだ満足のいく売上とはいえず、どうしたらより多くの人に届けられるか?を必死に考えているところです。
既にたくさんの方に応援していただいていますが、まだまだ私のことを知らない人、富士山の魅力にこれから気付いてくれるだろうという人もいます。
知らない人と新しく繋がったり、遠く届かない人にメッセージを届けるには、どうしたらいいか?
ただ写真を撮っていても、勝手には届かない。
これからの課題に立ち向かって行きたいと思います。
富士山写真家 オイでした。
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Posted at 2017.11.05
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