距離でこんなに違って見える?”ダイヤモンド富士”の不思議を検証
こんにちは、富士山写真家 オイです。
今回はダイヤモンド富士の興味深いデータの解説をします。
先日、東京ゲートブリッジとダイヤモンド富士を絡めた撮影に成功しました。
撮影場所から富士山までの距離が約108kmで、これくらいの距離で撮影できたのが初めてのことでした。
そこで、今回は距離別のダイヤモンド富士の見え方の違いを一覧にして比較してみたいと思います。
富士山まで約15km 2月・日没 山梨県南都留郡山中湖村・山中湖
富士山まで約16km 4月・日の出 静岡県富士宮市・田貫湖
富士山まで約34km 12月・日の出 山梨県南巨摩郡富士川
富士山まで約55km 12月・日没 東京都八王子市・高尾山
富士山まで約69km 7月・日の出 静岡県榛原郡川根本町
富士山まで約77km 4月・日没 神奈川県三浦郡葉山町
富士山まで約108km 2月・日没 千葉県浦安市舞浜
富士山まで約172km 1月・日没 茨城県行方市・霞ヶ浦
ダイヤモンド富士は、富士山からの距離が遠くなるほど、相対的に太陽が大きく見えるのが特徴です。
「相対的に」というところがポイントで、実際は太陽の大きさはどこから見てもほとんど同じです。
大きさが変わるのは富士山のほうで、当然富士山から離れると小さく見えます。
それでも太陽の大きさが変わらないので、相対的に太陽は大きく見えます。
(大きく写すためには、望遠レンズが必要です。)
一般的に距離が変わると変わってくる項目は以下のようなものがります。
■富士山までの距離 … 近い⇔遠い
■太陽相の対的な大きさ … 小さい⇔大きい
■輝き … 強い(光条が出る)⇔弱まる(光条が出にくい)
■空の色 … 青い⇐ゴールド系⇒オレンジや赤 (ただし写真では色を加工している場合もある)
富士山から15kmなどのポイントでは、太陽が少しだけ出ている状態か、大部分が見えている状態かで
光量が何倍も違ってくるため、ほんの数秒で見え方が大きく変わってくることに注意してください。
どのタイミングで撮った写真かにより見え方が異なります。
今回は日の出か日没かの説明を添えてみましたが、原則としては朝と夕で違いはありません。
しかし夕方のほうが空気が霞むことが多いため、ぼんやりしてオレンジ色に見えるケースが多くなります。
また、全ての写真において言えることは、「その日の空気や雲の条件次第で、いろいろな見え方をする」ということです。
距離によって富士山と太陽の相対的な大きさだけは決まりますが、
空の色や光の強さなどは、条件によってだいぶ違ってくることがあります。
このように、自然の条件次第で様々な表情を見せてくれるのも、ダイヤモンド富士の大きな魅力の一つです。
しかし振り返ってみると、数々撮影してきたものです。
他にも「ダイヤモンド富士」に関連する写真も多数掲載しております!
タグで検索することもできますので、以下を御覧ください。
http://fujisantotomoni.jp/photo/tag/ダイヤモンド富士/
今回の記事も参考になれば幸いです^^
ご覧いただきありがとうございました。
今回はダイヤモンド富士の興味深いデータの解説をします。
先日、東京ゲートブリッジとダイヤモンド富士を絡めた撮影に成功しました。
撮影場所から富士山までの距離が約108kmで、これくらいの距離で撮影できたのが初めてのことでした。
そこで、今回は距離別のダイヤモンド富士の見え方の違いを一覧にして比較してみたいと思います。
富士山まで約15km 2月・日没 山梨県南都留郡山中湖村・山中湖
富士山まで約16km 4月・日の出 静岡県富士宮市・田貫湖
富士山まで約34km 12月・日の出 山梨県南巨摩郡富士川
富士山まで約55km 12月・日没 東京都八王子市・高尾山
富士山まで約69km 7月・日の出 静岡県榛原郡川根本町
富士山まで約77km 4月・日没 神奈川県三浦郡葉山町
富士山まで約108km 2月・日没 千葉県浦安市舞浜
富士山まで約172km 1月・日没 茨城県行方市・霞ヶ浦
ダイヤモンド富士は、富士山からの距離が遠くなるほど、相対的に太陽が大きく見えるのが特徴です。
「相対的に」というところがポイントで、実際は太陽の大きさはどこから見てもほとんど同じです。
大きさが変わるのは富士山のほうで、当然富士山から離れると小さく見えます。
それでも太陽の大きさが変わらないので、相対的に太陽は大きく見えます。
(大きく写すためには、望遠レンズが必要です。)
一般的に距離が変わると変わってくる項目は以下のようなものがります。
■富士山までの距離 … 近い⇔遠い
■太陽相の対的な大きさ … 小さい⇔大きい
■輝き … 強い(光条が出る)⇔弱まる(光条が出にくい)
■空の色 … 青い⇐ゴールド系⇒オレンジや赤 (ただし写真では色を加工している場合もある)
富士山から15kmなどのポイントでは、太陽が少しだけ出ている状態か、大部分が見えている状態かで
光量が何倍も違ってくるため、ほんの数秒で見え方が大きく変わってくることに注意してください。
どのタイミングで撮った写真かにより見え方が異なります。
今回は日の出か日没かの説明を添えてみましたが、原則としては朝と夕で違いはありません。
しかし夕方のほうが空気が霞むことが多いため、ぼんやりしてオレンジ色に見えるケースが多くなります。
また、全ての写真において言えることは、「その日の空気や雲の条件次第で、いろいろな見え方をする」ということです。
距離によって富士山と太陽の相対的な大きさだけは決まりますが、
空の色や光の強さなどは、条件によってだいぶ違ってくることがあります。
このように、自然の条件次第で様々な表情を見せてくれるのも、ダイヤモンド富士の大きな魅力の一つです。
しかし振り返ってみると、数々撮影してきたものです。
他にも「ダイヤモンド富士」に関連する写真も多数掲載しております!
タグで検索することもできますので、以下を御覧ください。
http://fujisantotomoni.jp/photo/tag/ダイヤモンド富士/
今回の記事も参考になれば幸いです^^
ご覧いただきありがとうございました。
Posted at 2016.02.20
Updated at 2016.08.26