「良い写真」とは?「写真が上手い」とは?人に褒められるための8つのポイント

「写真が上手い」とはどういうことか?


「良い写真」とは何か?

「写真が上手い」とはどういうことか?


本当はこういった記事をじゃんじゃん書いていきたいのですが、
なかなか執筆が得意になれず、投稿できておりません。

今回はちょっとしたキッカケがあったので書いてみることにします。


私も富士山の撮影に明け暮れ、写真のことは一日たりとも頭から離れないような生活を送っています。

ときおり、友人知人から頼まれたりして富士山以外の撮影をすることもあります。


いつもは富士山だけを追いかけている自分にどこまでできるか?と思いつつも、
いざ撮ってみるとその写真は褒めて頂けることが多いのです。

さあ、では「良い」と言ってもらえる写真とは?

何を持って写真は「良い」のか。


意外と難しい問いかけではないでしょうか?

特に、普段そんなに写真を撮らない人にとっては。


そこで、私が考える「良い写真の撮り方」を述べていきたいと思います。

写真にも様々なジャンルがあるとは思いますが、
一応「富士山写真家」なので、「富士山写真」の観点も交えて書いていきます。

写真に良し悪しはない!

いきなりこんなことを言ってしまいます。

写真というのはそもそも「自由」なものだと思っています。

その人が見て感じたものを自由に切り取って良いのです。

その人が良いと思えば良いし、写真をどう評価するかは人それぞれ。

一言で言ってしまえば「好み」というところでもあるし、
ある人にしか響かない世界観というのもあります。
ものの見方は千差万別。

万人ウケからマニアックまで幅広くあると思います。
音楽と一緒です。

それから、写真は誰にでも簡単に撮れるし、
それぞれ撮った人の思いもありますから、
「これが良い」「これは悪い」なんて言えないのです。

「写真に良し悪しはない」というのは、私の考えの基本としてあります。

…だけど。

一応写真のプロというのがいるように、一応写真のテクニックというのがあるように、
一応ですが「良い写真」と、そうでない写真というのは一般的にあるようです。

素人が見ても、褒めてもらえる写真とそうでない写真があるわけです。

そのあたりの「一応」をこれからお話します。

それでもこれから話す全てのことが、「一応」の話であり、
「絶対」の話でないことは忘れないでいただきたいです。

写真は、自由です。


それでは本題へ。

1. 良いカメラで撮る

今回は、撮影における時系列で話していきます。

まず写真を撮るには、カメラが必要。

やはりiPhoneのカメラより一眼レフのほうが、遠目にも写りの良い写真が撮れます。

後で画像処理することを考えても、やはりある程度のクラスのカメラのほうが良いです。

ただしiPhoneやコンデジで良い写真が撮れないとは言っていません!

時には軽くて小さくて、いつも持ち歩いているカメラこそ貴重なチャンスをゲットすることがあります。

逆に重たくて大きなカメラは、撮影チャンスを逃すことがあります。
そもそも「重いから持っていくのが面倒だ」となってしまっては元も子もありません。

また、最新のデジタルカメラは性能があまりにも十分であり、
初心者向けの一眼レフであってもかなり高画質です。

カメラの選び方についてはまた別の機会に解説したいと思います。

富士山撮影においては、より大きくて高画質なカメラが向いていますが、
コスト、重さ、そして必要な画質を考えてみて、本当に必要であるか?
一度、冷静になって考えてみても良いかもしれません。

2. 適切なレンズを選ぶ

レンズにも”良し悪し”は一応あるのですが、大事なのは適切なレンズを選ぶことでしょう。

被写体に応じた焦点距離や明るさを考えること。

撮影前に、撮りたいシチュエーションを考えてレンズを事前に選んでおけるというのが理想ですね。

例えばボケを生かした写真を撮りたい、
または暗いところでの手持ち撮影や、星空の撮影をする場合は、F値の明るいレンズを。
空や風景を目一杯取り入れたいなら広角レンズを。
隅々まで解像した画が欲しいなら単焦点レンズを。

富士山撮影においては、撮影ポイントが決まると富士山の見え方も決まってきます。
だいたいは、撮影ポイントと狙いが決まれば、必要な焦点距離もおおよそは決まりますね。

富士山が遠ければ望遠レンズ、富士山が近くなら広角レンズで撮ることになるでしょう。
その場に着いてからレンズを選べば良いのは確かですが、
登山撮影の場合は荷物も減らしたいでしょうから、事前に必要なレンズを選ぶのも力のうちです。

今はデジタル写真にいくらでも後から編集できる時代となり、
レンズごとのわずかな色味・コントラスト・周辺光量などの違いはほとんど関係なくなりました。

近頃は「レンズの味」とか言う人はあまり見かけません。

3. 適切な設定で撮る

最近のデジタルカメラには、驚くほど多くの設定項目があります。

その中で必要なものを知り、調整して撮ることが必要でしょう。

このあたりはカメラマンの腕がやや問われます。

最近のカメラはオート設定も優れているので、
「シャッターを押せば撮れる」というのが基本でしょう。

ただ、それ以上を目指す人は少しずつこの難しい設定に踏み込んでいく必要があります。

中でも、RAW画像を撮影していて、
「後で変更できる設定」と「後で変更できない設定」があるのが曲者で、初心者にはわかりづらいですね。

カメラの設定についても、これだけで記事が書けそうなのでまた後日。

ひとまず、今のカメラは本当に「シャッターを押せば撮れる」と思ってます。

そうでないのは真夜中のバルブ撮影など、限られた条件です。

あとはブレないシャッタースピード、最低限のISO感度、
必要なものまでボケない絞りなど、後で変更できない設定には注意すること。

またRAW現像の手間を減らしたい場合やJPEG撮って出しをする場合は、
その他の仕上がりに関する設定にも気を使うべきでしょう。

ミラーアップ、AFモード、RAWなど細かいことは別で書きたいと思います。

4. 適切な被写体を見つけ、撮る

さあ、ここが本題です。

カメラマンの腕が最も問われるのはおそらくここです。

一言に「被写体」と言ってもかなり広く要素を含んでいます。

まず撮るべき被写体に迷っている人がいるなら、非常に自由な選択ですね。
風景を撮るか、スナップか、人物か、はたまた水中写真、空撮…
それぞれのジャンルにプロがいるくらいなので、ここは果てしなく広い世界です。

この中で例えば「人物」を撮る場合、
「誰」を撮るのか、「どこで」撮るのか、「いつ」撮るのかも全て「被写体を選択する」作業です。

また、一瞬の表情、一瞬のしぐさを見逃さずにシャッターを切る、これも被写体の選択です。

富士山を撮るのも同様で、「どこから」撮るのか、「どの時間帯」に撮るのか、で結果は変わってきます。
それから「季節」や「天気」も大きな要素ですね。

定番の撮影ポイントに行くも良し、自分でオリジナルの撮影ポイントを探すも良し。
どの季節に何の花が咲くか、どんな天気のときに狙った光景が見られるか、
それを調べ、知り、予想するのも「被写体の選択」であり、カメラマンの腕です。
富士山はただひとつですが、狙い方は人それぞれ。

また富士山撮影においては、夜明けの時間帯が美しく、多くのカメラマンがその時間帯にシャッターを切ります。
では、夜明けの撮影が終わったら、いつまで撮影を続け、いつ撮影を切り上げるか?
人々があまり撮影をしない真夜中や真っ昼間にカメラを取り出してシャッターを切るか?

これらもカメラマンが行う被写体の選択です。

富士山の上に出ている雲を取り入れて撮影するか?
自分の目の前にある前景を取り入れて撮影するか?
これも被写体の選択ですね。

隣同士に三脚を立て、同じ場所から同じ光景を見ている。
それでも出来上がる写真は、カメラマンごとに違います。
「こんな光景はつまらないから撮らない」と、シャッターを切らないカメラマンがいます。
「こんな絶景見たことない!」と夢中でシャッターを切るカメラマンがいます。
そこがカメラマンの感性の違いです。

どちらが正しいわけでもありませんが、後者のカメラマンの撮った写真を見て
前者のカメラマンが「あ、俺も撮っておけば良かった」というケースは良く見かけます。

5. 良い構図で撮る

構図の決定は、上記の「被写体の決定」の中に含まれます。

しかしこの”構図”というものは、写真の完成度を大きく左右する最重要と言える要素でしょう。
そしてカメラマンの腕が試され、技術の進歩ではどうにも補えない部分でもあります。

構図というのは、1枚の写真の中に何を収め、何を排除するかを選択する作業。
そして何をどこに配置するかというセンスが問われる作業です。

しかしこの構図というものに関しても、私は「良し悪しはない」というスタンスを基本に持っています。
何をどう撮るかは、自由である。
それぞれの人が、それぞれの思いを持って写真に収める。
その出来上がったものに良いも悪いもないと思うのです。

なので、絶対的な正解はないと思っています。

ですが、「見ていて落ち着く」「どこか感動する」「伝わってくる」「飽きない」など、
抽象的な表現でときにその構図の素晴らしさは評されます。

風景写真においては、「日の丸構図」や「二分割構図」など
あまりに単調な構図は評価が得られない場合もありますが、
それもケースバイケースですし、好みの範疇なのかもしれません。

私も「良い構図とは何か?」と聞かれてもズバッと答えることはできません。
まさにここが、写真の本質であり真髄なのかもしれません。

6. 適切な後処理をする

カメラをあまりやらない人は知らないことかもしれませんが、
プロや写真好きなカメラマンが撮影した多くの写真は、撮影後に編集が加えられています。

それはちょっとした色味や明るさの変更のみの場合もあるし、
撮影した元の画像とは全く別物の仕上がりとなる場合もあります。

大抵の場合はRAWファイル形式で撮影を行い編集を行うので、
この作業を「RAW現像」(または略して「現像」)と呼びます。

RAW現像には大きく分けて「補正」と「脚色」の要素があると思いますが、
必要に応じてどちらも必要でしょう。

例えば想定より暗く撮れてしまった場合は適正に明るくしたり、
必要な部分が黒つぶれしている場合は持ち上げるなど。

また傾きを補正、センサーダストを消去、ホワイトバランスの補正などは
必要最低限の「補正」と言えるでしょう。

一方でコントラストや彩度を強調して
写真を「鮮やかに」「力強く」見せたりすることもあります。

デジタルカメラの写真はある意味で”リアル”なため印象が弱く、
適切に強調すべき部分を強調しないと、せっかくの絶景も伝わらない場合があります。
また逆にカメラ性能が足らずに、目で見えているものが忠実に写せない場合もあり、
こういった場合も出来る限り見た目の印象に近づけたいものです。

この辺りのさじ加減も非常に難しいところであり、
人それぞれの好みがあって、正解がない領域です。

とにかく「その写真に合った適切な補正」が必要であり、
「その写真が伝えるべきものが最も主張される」ように編集を加えるべきです。

実は現代写真においては、この編集テクニックが非常に重要であり、
熟練のカメラマンとそうでないカメラマンでは差が出る部分です。

他にもトリミングで大胆に構図を変えたり、ノイズ除去など細かい操作もあります。

RAW現像に関しても、様々なテクニックや理論が存在するため、
後日別途で記事を書きたいと思っています。

7. 適切に選択する

シャッターを押して撮れた写真の中から、どの写真を選ぶか。
これは現像の前段階の作業でもあるのですが、実は非常に重要な作業。

フィルムカメラを使う人は少なくなり、デジタルカメラが昨今の主流です。
デジタルカメラはメモリーの許す限り何枚でも気軽に撮影をすることがでます。

自由・無制限ということが人間にとって本当に幸せなことかどうか…

数が限られていればこそ、人間はシーンを選んでシャッターを切りますが、
デジカメ時代ではついつい写真を撮り過ぎてしまうもの。

そのたくさん撮ってしまった写真の中から「どれを選ぶか」もセンスの一つです。

ズームレンズを使っている場合は、広角・望遠とバリエーションをつけて撮ったりするでしょう。

中には撮るだけで終わりにしてしまう人もいるのかもしれませんが、
「SNSで知人に見せる」だとか、「プリントして鑑賞する・人に渡す」とか、
「コンテストに応募する」、「写真展で発表する」という人も多いことでしょう。

その時、あなたは適切に写真を選べていますか?

これももちろん、写真の善し悪しは人それぞれです。
ようは写真を選ぶ作業は、「被写体の選択」であり「構図の選択」であるわけです。

実は撮るときだけでなく、選ぶときにもセンスが問われているということに気付かなければなりません。
この作業は撮るときに必要なセンスと全く同じです。

かくいう私も、昔撮った写真を見返してみると、
撮ったきりになっていて「こんなの撮っていたのか」と掘り返す写真があります。

または似たような2枚の写真を誰かに見せたとき、
どちらが「良い」と思うかは、自分のそれとは異なっていることは良くあります。

感性は日々磨かれ、変化するもの。
セレクトする前の古い写真が残っている方は、ぜひ一度見返してみてはいかがでしょうか。

8. 適切に発表する

いよいよ写真の最終段階。

撮られ、選択され、編集された写真は、誰かに見てもらってこそだと思います。

インターネット、プリント、写真展、それぞれの場所があるでしょう。
それぞれについて「何が適切か」を考えていたら非常に細かい話になるため、
ここではざっくりとした話だけ。

ようは、発表の仕方によっても写真の評価は左右されてしまうということです。

例えば、何も書かずにパッと写真だけを見せるよりは、
キャプション(説明文)をつけて一緒に見せたほうが、
より撮影時のエピソードや想いが伝わり、感動を与えるでしょう。

説明が何もないと「?」となってしまう写真であっても、
説明をつけると「なるほど!」と一気に見方が変わる場合もあります。

また、複数の写真を同時に見せるときは、その組み合わせも大事です。
写真は互いに「引き立て合う」のが理想の関係。

同じような写真を何枚も同時に見せると、1枚の重みが薄れてしまうことも。
写真をまとめて人に見せるときは、本当に全て必要か?じっくり考えてみるのも良いでしょう。

他には写真を発表する「場所」もまたひとつ、面白い要素だと思います。
例えばプリントされて床に散らばったいくつもの写真のうちの一枚と、
立派な美術館で額に入れられて大きく飾れた一枚の写真。
その写真が同じだったとしても、果たしてどう見えるでしょうか?

または有名なコンテストの大賞を取ってホームページに掲載された写真と、
撮影ブログの一連のスナップ写真の中の一枚では、どう見え方が違うでしょう?

写真の演出は状況に応じていろいろ考えられますが、
とにかくその写真がなるべく輝くよう、気を使ってあげると良いですね。

それでも「良い写真」は人それぞれ

いろいろとお話してきましたが、最後はやっぱりこれ!

写真は、自由です。

どう撮ろうが、どう編集しようが、どう発表しようが、カメラマンの自由。

またそれをどう見てどう評価するかも、見る人の自由。

「これは良い」「これは悪い」と決めつけて話してしまうことが一番悪いことだと思います。

それぞれの個性、感性を大事に。

カメラ・写真は個性を豊かにし、感性を育む素晴らしいツールだと思います。

私も、いろいろな人の個性や感性に触れることを楽しみにしています。



ということで、本記事は終了!

抜粋で更に詳しく書きたい内容がいくつもあるため、また後日にお話したいと思います。
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