2017年11月の撮影まとめ
富士山写真家 オイです。
この11月は、かなり活動したような気がしています。
天候不順や海外旅行もあって、非常に撮影が少なかった10月。
そこから11月は晴天率もよく、富士山が冠雪したこともあっていきなり走り回るようになりました。
また販売中のカレンダーも売れ行き好調で、合間に梱包・発送作業をしながら撮影にも出ていました。
今年から新たな試みでAmazonでも販売し、ぼちぼち良い反応が得られています。
それでは今月も撮影の成果をご報告いたします。
まだ雪がなかった時期ですが、薄明時間帯のパールを狙うと、偶然彩雲に。
行くか迷いましたが、引っ越した成果もありこういったチャンスはやはりチャレンジしやすくなりましたね。
まだ富士山に雪はなく「赤富士」と絡めたパール。
日の出/日の入りが絡む時間のパールは本当に人気があり、普段はカメラマンがほとんどいない足柄峠に30~50人くらいはカメラマンが並びました。
結果は、雲が多く撃沈と思われたその瞬間に、一瞬だけ顔を見せてくれました。
一応、撮影成功!?(笑)
10月前後は、一度冠雪しても溶けてしまうことがよくあります。
今回でようやく雪が定着しそうでした。
日中はあえて撮りには出ず、翌朝を狙いました。
まずは夕方に、夕焼けの可能性を考えて出てみましたが、夕焼けなし。
ひとまず冠雪の富士山とご対面できました。
夜中は雲海が高かったのですが、北風傾向で飛ばされ、低い雲海が残りました。
寝不足で動く元気がなかったのですが、もう少し低いポイントで雲海を広く入れたほうが正解だったようです。
妥協すると良い作品は撮れませんね。常にその場その場で判断を変えて動くと良いです。
同じく9日ですが、日の出とともに富士五湖まで戻り、河口湖から紅葉撮影で走り回りました。
富士山周辺をひたすらぐるぐる回り、休憩なし。
河口湖から始まり最後はまた河口湖に戻って終了。
日中は被写体を変えながらいろいろ撮れてしまうので、逆にすごく疲れますね。
「撮れるものを撮れるうちに」とついつい欲張ってしまいます。
この日は仲間とも会って楽しく撮影でした。
去年までさほど紅葉に力を入れて撮っていなかったのですが、自宅から河口湖が近くなったこともあり、「とにかく最高の紅葉を」みたいな気持ちになりました。
この日も晴れを期待して出るも、霞が強くて好条件とはなりませんでした。
前日よく晴れたこともあり、この日はカメラマン少なめ。
新雪の富士山が美しく、晴れてから家を出ましたが雲が落ち着きませんでした。
しかし夕方にかけてはよく晴れ、午後の光線で再び紅葉を撮影。綺麗でした。
この日は休日でカメラマンも多く、現場ではいろんな人に目撃され、声もかけていただきました。
ヌケも良く、まだまだ紅葉は撮りごろでした。
この朝は山から太陽と富士山を絡めての撮影。
朝にかけて気温差で雲海が出れば良いと思ったのですが、あと一歩のところで雲海にならず、ガス程度。
結果的にぱっとした写真とはならなかったものの、傾向としては読めていたので自信にはなりました。
南風で朝焼けの期待もあって出撃しましたが、結果的には笠雲が見られました。
富士山頂は隠れてしまったものの、大きさにしろ形にしろ迫力があり、朝の光やリフレクションと合わせて楽しめました。
その後はダメ元で場所を移動し、富士山の表情をダイレクトに撮影。
吊るし雲も迫力がありました。
雲海を期待しましたが、朝焼けも予想外に撮影できました。朝焼けは少し厳しいと思っていました。
しかしPM2.5の影響で霞が強かった朝です。
朝焼けの後は、曇ってしまいましたが一瞬光りが射すシーンがあり、雲海が照らされ感動的な光景に。
何が起こるかわからない自然の醍醐味を味わいました。
さらに昼頃まで滞在し、雲海が消えるまで富士山を眺めていました。
紅葉は日当たりの良さに左右され、同じ河口湖周辺でもピークの時期がズレてきます。
今回は遅めの木を狙って撮影。
湖岸にゴミが浮いていたので、早朝からゴミ掃除もしました。
しかし結局富士山にまとわりつく雲が撮れず、イマイチでした。
北風が吹き荒れ、富士山もすっかり冬モードに。
この日も実は早朝から河口湖へ乗り込んだのですが、空に薄雲が広がってしまい、朝の光が弱め。
光が弱いと紅葉も上手く撮れないので、早々に退散しました。
帰宅途中、紅葉と綺麗なリフレクションを見つけて撮影。こちらは絵になりました。
自宅付近もすっかり霜が下りて寒くなりました。
10日目にして、連続撮影はストップです!
もう何度目か、河口湖の紅葉。
この日は冬晴れで素晴らしく澄んだ冬の空でした。
光もよく、撮影条件としてはバッチリでした。
「なかなか富士山に雪がつかない」と嘆いていた時期を経て、ここまで冠雪してもまだ元気に残っていた河口湖の紅葉。
けっこう長い期間で楽しめるんですね。
さすがに幾度となく足を運ぶことで、紅葉と富士山がうまく絡むベストポイントをいくつも把握しました。
目指せ河口湖紅葉マスター。
高いところでは雲に阻まれて富士山が見えず、下りてくるとようやく顔を出しました。
雲海も朝焼けも弱く、予想は大きく外れました。
すぐに山麓に戻って、薄曇りで記念の一枚。
さらに夕暮れ時、忍野から笠雲風の展開で夕暮れの撮影をしました。
気嵐が勢い良く出て、思いのほか迫力のある光景が撮影できました。
第65回ニッコールフォトコンテストで最上位の「長岡賞」を獲得した成瀬氏と、東京カメラ部10選2017のhashimuki氏。
成瀬さんの、「富士山」という最もありふれた題材でトップを勝ち取った偉業を讃えたいです。
富士山写真仲間の間でも、大いに話題になりました。
この日は写真界で活躍する仲間たちが集合し、なんともレベルの高い湖畔でした。
やはり冬の、雪をたっぷり被ったイメージがあります。
朝焼けや靄が出る期待もしましたがいまひとつで、朝から笠雲が出そうな予感がありました。
その夕暮れ、ダメ元で太陽が山頂に絡むポイントに入ると、間際になり雲がいきなり変化!
見事な笠雲と太陽のコラボレーションに、久々に大興奮の撮影となりました。
彩雲も素晴らしく、滅多に見られない光景にただ感謝。
この日は非常に湿度の高い予報が出ており、「富士五湖では雲海」と読みました。
自分の高さまで呑まれる覚悟はしていきましたが、結果的には読みが大正解で雲海+ご来光をゲット。
シンプルに素晴らしい光景でした。
今月もう4回目となった精進湖より。
湿度があり、靄が出ることを期待していくと読みは当たりましたが、肝心の光が入る時間は少し減ってしまいました。
さらにその後、笠雲が出てきたため富士山に近づいて狙いますが、あまり良い形には発達せず終わりました。
以上、11月の撮影まとめでした。
振り返ってみるまで、10日連続で撮影に出ていいたとは気づかず驚きました。
日数にすると、今月撮影に出たのは19日もありました。
しかし、日の出とともにすぐ帰宅することも多いので、他のことをする時間は、あります。
カレンダーもたくさん発送させていただきました。
まだまだ、やりたいのにできていないことが山ほどあります。
その山に、押しつぶされています(笑)
人生はやることだらけ。
撮影のときは、富士山がきれいなのでパワーが出ますが、家に帰れば面倒なこと、大変なこともたくさんあります。
10月は撮影が少なくて、「自分って、もう富士山撮るのに飽きてしまったのだろうか…?」と不安にもなりましたが、そんなことはなかった。
冠雪したらやる気が出ました。富士山にはやっぱり雪がなくちゃ!
12月に入ると、今度は雲が出なくて少し寂しくなります。
また、雨上がりや天気が崩れる前を狙ったピンポイントの撮影が多くなると思います。
あとは、空気が澄んでいるので遠方からの富士山も狙ってみるかもしれません。
そして、雪景色ですね。
地元のアドバンテージを活かしてどこまで撮れるか、ご期待ください。
それでは、富士山写真家 オイでした。
この11月は、かなり活動したような気がしています。
天候不順や海外旅行もあって、非常に撮影が少なかった10月。
そこから11月は晴天率もよく、富士山が冠雪したこともあっていきなり走り回るようになりました。
また販売中のカレンダーも売れ行き好調で、合間に梱包・発送作業をしながら撮影にも出ていました。
今年から新たな試みでAmazonでも販売し、ぼちぼち良い反応が得られています。
それでは今月も撮影の成果をご報告いたします。
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撮影した写真たち
11月3日撮影
11月はいきなり面白いシーンに当たりました。まだ雪がなかった時期ですが、薄明時間帯のパールを狙うと、偶然彩雲に。
行くか迷いましたが、引っ越した成果もありこういったチャンスはやはりチャレンジしやすくなりましたね。
11月5日撮影
満月時期はパール狙いが多くなります。まだ富士山に雪はなく「赤富士」と絡めたパール。
日の出/日の入りが絡む時間のパールは本当に人気があり、普段はカメラマンがほとんどいない足柄峠に30~50人くらいはカメラマンが並びました。
結果は、雲が多く撃沈と思われたその瞬間に、一瞬だけ顔を見せてくれました。
一応、撮影成功!?(笑)
11月8日撮影
ようやく富士山がどっぷり再度冠雪!10月前後は、一度冠雪しても溶けてしまうことがよくあります。
今回でようやく雪が定着しそうでした。
日中はあえて撮りには出ず、翌朝を狙いました。
まずは夕方に、夕焼けの可能性を考えて出てみましたが、夕焼けなし。
ひとまず冠雪の富士山とご対面できました。
11月9日撮影
月光もあり、前夜から様子を見て撮影していました。夜中は雲海が高かったのですが、北風傾向で飛ばされ、低い雲海が残りました。
寝不足で動く元気がなかったのですが、もう少し低いポイントで雲海を広く入れたほうが正解だったようです。
妥協すると良い作品は撮れませんね。常にその場その場で判断を変えて動くと良いです。
11月9日撮影
同じく9日ですが、日の出とともに富士五湖まで戻り、河口湖から紅葉撮影で走り回りました。
富士山周辺をひたすらぐるぐる回り、休憩なし。
河口湖から始まり最後はまた河口湖に戻って終了。
日中は被写体を変えながらいろいろ撮れてしまうので、逆にすごく疲れますね。
「撮れるものを撮れるうちに」とついつい欲張ってしまいます。
この日は仲間とも会って楽しく撮影でした。
11月10日撮影
ここから怒涛の”河口湖紅葉まつり”が自分の中で始まりました。去年までさほど紅葉に力を入れて撮っていなかったのですが、自宅から河口湖が近くなったこともあり、「とにかく最高の紅葉を」みたいな気持ちになりました。
この日も晴れを期待して出るも、霞が強くて好条件とはなりませんでした。
前日よく晴れたこともあり、この日はカメラマン少なめ。
11月11日撮影
この日は雨上がりで、朝は雲が多くて撮影を見送り。新雪の富士山が美しく、晴れてから家を出ましたが雲が落ち着きませんでした。
しかし夕方にかけてはよく晴れ、午後の光線で再び紅葉を撮影。綺麗でした。
11月12日撮影
これで3日連続の河口湖の紅葉。この日は休日でカメラマンも多く、現場ではいろんな人に目撃され、声もかけていただきました。
ヌケも良く、まだまだ紅葉は撮りごろでした。
11月13日撮影
連続出撃6日目となり疲れも出てきました。この朝は山から太陽と富士山を絡めての撮影。
朝にかけて気温差で雲海が出れば良いと思ったのですが、あと一歩のところで雲海にならず、ガス程度。
結果的にぱっとした写真とはならなかったものの、傾向としては読めていたので自信にはなりました。
11月14日撮影
これで7日連続出撃。南風で朝焼けの期待もあって出撃しましたが、結果的には笠雲が見られました。
富士山頂は隠れてしまったものの、大きさにしろ形にしろ迫力があり、朝の光やリフレクションと合わせて楽しめました。
その後はダメ元で場所を移動し、富士山の表情をダイレクトに撮影。
吊るし雲も迫力がありました。
11月15日撮影
連続出撃8日目の朝です。雲海を期待しましたが、朝焼けも予想外に撮影できました。朝焼けは少し厳しいと思っていました。
しかしPM2.5の影響で霞が強かった朝です。
朝焼けの後は、曇ってしまいましたが一瞬光りが射すシーンがあり、雲海が照らされ感動的な光景に。
何が起こるかわからない自然の醍醐味を味わいました。
さらに昼頃まで滞在し、雲海が消えるまで富士山を眺めていました。
11月16日撮影
連続撮影9日目となり、再び河口湖の紅葉を狙い。紅葉は日当たりの良さに左右され、同じ河口湖周辺でもピークの時期がズレてきます。
今回は遅めの木を狙って撮影。
湖岸にゴミが浮いていたので、早朝からゴミ掃除もしました。
しかし結局富士山にまとわりつく雲が撮れず、イマイチでした。
北風が吹き荒れ、富士山もすっかり冬モードに。
11月17日撮影
連続撮影10日目。この日も実は早朝から河口湖へ乗り込んだのですが、空に薄雲が広がってしまい、朝の光が弱め。
光が弱いと紅葉も上手く撮れないので、早々に退散しました。
帰宅途中、紅葉と綺麗なリフレクションを見つけて撮影。こちらは絵になりました。
自宅付近もすっかり霜が下りて寒くなりました。
10日目にして、連続撮影はストップです!
11月19日撮影
もう何度目か、河口湖の紅葉。
この日は冬晴れで素晴らしく澄んだ冬の空でした。
光もよく、撮影条件としてはバッチリでした。
「なかなか富士山に雪がつかない」と嘆いていた時期を経て、ここまで冠雪してもまだ元気に残っていた河口湖の紅葉。
けっこう長い期間で楽しめるんですね。
さすがに幾度となく足を運ぶことで、紅葉と富士山がうまく絡むベストポイントをいくつも把握しました。
目指せ河口湖紅葉マスター。
11月20日撮影
雲海・朝焼けの期待があり山を上るも、大失敗だった日。高いところでは雲に阻まれて富士山が見えず、下りてくるとようやく顔を出しました。
雲海も朝焼けも弱く、予想は大きく外れました。
すぐに山麓に戻って、薄曇りで記念の一枚。
さらに夕暮れ時、忍野から笠雲風の展開で夕暮れの撮影をしました。
11月25日撮影
ピーカンの日も多く、少し撮影頻度が緩んだところで、知人から招集がかかって精進湖へ。気嵐が勢い良く出て、思いのほか迫力のある光景が撮影できました。
第65回ニッコールフォトコンテストで最上位の「長岡賞」を獲得した成瀬氏と、東京カメラ部10選2017のhashimuki氏。
成瀬さんの、「富士山」という最もありふれた題材でトップを勝ち取った偉業を讃えたいです。
富士山写真仲間の間でも、大いに話題になりました。
この日は写真界で活躍する仲間たちが集合し、なんともレベルの高い湖畔でした。
11月26日撮影
すっかり冷え込みも強く、寒い日が続く中、久々に訪れた山中湖。やはり冬の、雪をたっぷり被ったイメージがあります。
朝焼けや靄が出る期待もしましたがいまひとつで、朝から笠雲が出そうな予感がありました。
その夕暮れ、ダメ元で太陽が山頂に絡むポイントに入ると、間際になり雲がいきなり変化!
見事な笠雲と太陽のコラボレーションに、久々に大興奮の撮影となりました。
彩雲も素晴らしく、滅多に見られない光景にただ感謝。
11月28日撮影
後半は本当に怒涛の撮影ペースです。この日は非常に湿度の高い予報が出ており、「富士五湖では雲海」と読みました。
自分の高さまで呑まれる覚悟はしていきましたが、結果的には読みが大正解で雲海+ご来光をゲット。
シンプルに素晴らしい光景でした。
11月29日撮影
11月最後の撮影です。今月もう4回目となった精進湖より。
湿度があり、靄が出ることを期待していくと読みは当たりましたが、肝心の光が入る時間は少し減ってしまいました。
さらにその後、笠雲が出てきたため富士山に近づいて狙いますが、あまり良い形には発達せず終わりました。
まとめ
以上、11月の撮影まとめでした。
振り返ってみるまで、10日連続で撮影に出ていいたとは気づかず驚きました。
日数にすると、今月撮影に出たのは19日もありました。
しかし、日の出とともにすぐ帰宅することも多いので、他のことをする時間は、あります。
カレンダーもたくさん発送させていただきました。
まだまだ、やりたいのにできていないことが山ほどあります。
その山に、押しつぶされています(笑)
人生はやることだらけ。
撮影のときは、富士山がきれいなのでパワーが出ますが、家に帰れば面倒なこと、大変なこともたくさんあります。
10月は撮影が少なくて、「自分って、もう富士山撮るのに飽きてしまったのだろうか…?」と不安にもなりましたが、そんなことはなかった。
冠雪したらやる気が出ました。富士山にはやっぱり雪がなくちゃ!
12月に入ると、今度は雲が出なくて少し寂しくなります。
また、雨上がりや天気が崩れる前を狙ったピンポイントの撮影が多くなると思います。
あとは、空気が澄んでいるので遠方からの富士山も狙ってみるかもしれません。
そして、雪景色ですね。
地元のアドバンテージを活かしてどこまで撮れるか、ご期待ください。
それでは、富士山写真家 オイでした。
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Posted at 2017.11.30
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