2017年上半期撮影まとめ~忍野に引っ越して part1~

富士山写真家 オイです。

久しぶりの撮影記になります。

他の作業等に時間を使っており、サイトを更新できておらず申し訳ないです。

いずれ集中的にブログ等の記事を書いていく期間を作ろうと思っています。


さて、今日で2017年上半期が終わり!

オイとしては、今年は富士山の麓に移住したという、大きなターニングポイントがありました。

しかしすぐに慣れてしまったというか、ある意味で今までと変わらないというか、
思ったほど大きな刺激や変化はなく過ごしているような気がします。

毎日富士山が見えるところに住んでいても、簡単に撮れるようになったということはないし、
やはり常に気持ちを向けて準備していないと、撮影は難しいということに気付かされました。


そんなわけで2017年1月からの作品を一挙紹介!

全部が全部ではないですが、ざっと紹介させていただきます!
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1月の撮影
精進湖から望む朝焼けと富士山

1月2日撮影。

元日は天気が面白くなさそうだったので撮影なしで、2日から始動。

いきなり見事な朝焼けをゲットしました。

大山行男氏やhashimuki氏とも会って、湖畔は賑やかでした。

朝霧高原から望む彩雲と富士山

上と同じ、1月2日の昼に撮影。

大きな雲に彩雲の輝き。

この日は笠雲や吊るし雲を期待して待機していて、予感的中といった感じでした。

駿河小坂無線中継所跡より望む夜明けの富士山

1月11日撮影。

冬場は空気が澄んでいるので遠方からの富士山を撮りたくなるんですよね。

夏は静岡から撮りづらくなるので、冬場がチャンス!

初めてのポイントから撮影しました。

田貫湖より望む紅富士と月

同じく1月11日撮影。

紅富士と絡めたくて、山頂を外して田貫湖で撮影しました。
夕日が強烈で美しかった。

田貫湖より望む富士山と月

日が沈んだ後は、月と逆さ富士とがいい感じ。この日のベストでしたね。

金太郎富士見ラインより望む富士山と月の入り

1月12日の朝に撮影、月の入り。この頃からぼちぼち引っ越し始めていました。

家から撮影ポイントまでが近くて感動!

冬は晴れていて月が撮りやすいので、集中狙いでした。

佐野峠より望むパール富士

同じ1月12日の夕方に撮影。天気が良いので月を狙いまくりです。

雪煙に薄紅に、興奮の撮影条件を完全独り占めで。これは良かったです。

御殿場市より望む月の入りと富士山

翌日の1月13日の夜明け前に撮影。こちらもパール富士。

月を山頂にとらえることはできなかったものの、暴れる雲と月明かりが絡み合い芸術的なシーンに。
個人的にはかなりお気に入りのシーンになりましたが、普通の人には理解されないかもしれません。

この日は房総半島まで行ってパール富士狙いも考えましたが、前日夕方にだいぶ西側の遠いところにいたので、さすがにやめました。

結果、御殿場にして正解。

鎌ケ谷市役所から望む富士山と東京スカイツリー

1月17日撮影。

まだ神奈川の前居も使っていたので、これから行きづらくなるだろうと北へ向かいました。
こちらは千葉県。

筑波山から望む夜明けの富士山

翌1月18日撮影、茨城県筑波山からの夜明け。

以前からずっと行きたかった筑波山からようやく撮影。

しかし思うようにヌケず、ぼんやりの富士山。

これはまたリベンジしようと誓ったのであった。

発端丈山より望む夜明けの富士山と沼津の夜景

1月26日撮影。

こんどは伊豆へ行きました。

やはり撮影においては、いろいろなエリアを回るほうが刺激があって良いです。

同じところばかりだと感動や興奮も薄れてしまいがち。

この日は引っ越しで、車に冷蔵庫を積んだままいろんなところを走り回りました……

伊豆スカイラインより夕暮れの富士山

1月26日の夕暮れ。

朝、夕とも晴れてくれ、まだ雪が少なめの富士山が綺麗でした。

2月
富士吉田市農村公園より望む彩雲と富士山

2月1日撮影。

この日はちょうどインターネット工事が入ってしまい、笠雲が出ているのにバタバタした思い出の日。

なんとか工事を終わらせて彩雲富士をゲット。こんな光景が家からすぐです。

北杜市塩川より望む富士山

2月3日撮影。

さすがに神奈川からは気軽に来れなかった、山梨県北部で撮影。
山梨に引っ越したメリットを有効活用!という狙いでした。

本栖湖より望む笠雲と富士山

2月5日撮影。

この日は南風でいい感じの雲を期待したものの、朝はいまひとつな感じで。

多くの人がこの本栖湖から狙っていましたが、ちょっとガッカリだったのでは。

せっかく引っ越したものの、用事あって東京・神奈川と山梨を往復してたのでクタクタでしたね。

三ツ峠山より望む雲海と霧氷と富士山

2月10日撮影。

月光と雪景色が期待され、三つ峠へアタック。
しかし北風強く、撮れたのはこの一枚だけでした。

寒すぎる猛吹雪に耐えるも、朝まで晴れず撤退。

本当に寒かった。

御殿場市より望む月の入りと富士山

2月11日撮影。

また満月期が巡ってきて、山麓での撮影。

引っ越して、富士山周辺ならかなり行きやすくなったため、月を狙うのは以前からの目標でした。

富士吉田市農村公園より望む富士山と雪景色

同2月11日、夜が明けてから家の方へ戻ってくると、美しい富士山と雪景色が迎えてくれた。

家の近くにすぐにこんな光景があることが嬉しくなりました。

井之頭林道より望む夕暮れの富士山

同2月11日の夕暮れに撮影。

また月を絡める予定でしたが、雲が湧いてダメでした。

朝霧高原より望む月と富士山

これも2月11日の撮影。

夕暮れの撮影後、急いで朝霧高原へ向かいパール富士に間に合わせました。

くらい時間帯でしたが雲のお陰でシルエットが出た。

本当、山麓に住むと月は狙いやすくなります。

河口湖大橋より望む河口湖冬花火と富士山

さらに2月11日の夜、花火を。

これは家に帰る途中で、間に合ったのでついで撮影でした。

スタンバイする前に花火が始まってしまい、途中からの参加でしたが、
月光もあり一発撮りで撮影。

この写真を見て、翌日からこのポイントに入る人が増えましたね。

河口湖大橋と富士山の夜景

2月11日の最後、花火のあとにのんびり夜景撮影。

月光に浮かぶ富士山が素直に綺麗だと思った。

何気ない一枚ですが、けっこう気に入ってます。

この後は富士山仲間たちと大勢で食事したのが思い出です。

須走より望むパール富士

翌2月12日のパール富士。

やはり冬の好天と、近くに引っ越したアドバンテージで月を撮りまくっていました。

パノラマ台より望む山中湖と富士山と月

同じ2月12日の朝、未明パールを見送ったあと、すぐに山中湖まで戻ってもう一度月を撮影。

我ながら見事なフットワークでした。

河口湖大橋より望む河口湖冬花火と富士山

これも2月12日の、夜に撮影。

さすがに「撮りすぎ」というくらい撮りまくっていました。

河口湖も家から20分ほどとなり、天気も良かったので2日連続で花火を撮影しました。

須走より望む月と富士山の紅富士

翌2月13日に、前日と同じ場所から撮影。

引っ越して気持ちが盛り上がっていたこともありますが、好天が偶然続いたため毎日毎日の撮影でした。

また綺麗な紅富士と月の撮影に成功です。

人生でも最も富士山を撮りまくっていた時期のひとつですね。

千代田湖白山より望む甲府の夜景と夜明けの富士山

2月15日撮影。

以前から撮りたいと思っていた、甲府の夜景と夜明けの富士山を撮影。

ヌケもよく、好条件でバッチリ撮影することができました。

山中湖より望むダイヤモンド富士

同2月15日の夕方に撮影。

山中湖からのダイヤモンド富士は、前景に人を入れたバージョンで初めて撮影しました。

逆に家が近くなったことから、早めからスタンバイするような動き方をしなくなってしまいましたね。

家が近くなるデメリットも感じはじめます。

山中湖より望むダイヤモンド富士

翌2月16日撮影。

2日連続で山中湖より。

ポイントを少しずらしたので、空いていました。

また後ろから撮影する人の邪魔にならないよう、砂浜の影に隠れて超ローアングル撮影です。

傍から見たら変人です。

笠雲と月の富士山

2月20日撮影。

今年最も良かったシチュエーションでしょう。

見事な笠雲に加え、月が絡むグッドシチュエーション。

こういったシーンにもパッと家から出動できるのは、本当に助かると思いました。

富士宮市より望む笠雲と富士山

欲張って場所を移動したので、別の角度からも面白い笠雲を撮影できました。

笠雲発生時は雲の変化が早いため、移動するのは博打になりますね。

移動中に形が崩れるなんて日常茶飯事ですから、この日はラッキーでした。

精進湖より望む朝焼けと富士山

2月22日撮影の朝焼け。

富士五湖周辺であれば、ダメ元でも気軽に狙いにいけるのも素晴らしい。

それにしても精進湖が2月になっても凍らないというのは、かなりの異常気象だったと思います。
暖かい日が多かったです。

精進湖に映る逆さ富士

朝になり表面が凍り始めたところで、逆さ富士を撮影しました。

一風変わった切り取りで、結構気に入っているショットです。

鳴沢村より望む吊るし雲と富士山

同2月22日、予想通りに吊るし雲が発生したところを撮影。

しかしどこから撮るのが一番きれいか?わからずに迷走して結局上手く撮れずでしたね。

笠雲や吊るし雲はその時により形も違うため、どこから撮るのが正解はなかなか分からないものです。


この2月は、本当にかなりの頻度で撮影に出たと思います。

3月
精進湖より望む天の川と富士山

3月1日撮影。

比較的狙い通りの、昇り始める天の川と雲海の景でした。

この写真から、本格的にLightroomでのRAW現像をするようになりました。

元々ノイズ嫌いだったことから高感度撮影・天の川の撮影は好んでいませんでした。
さらにLightroomの毛嫌いもあって、星の撮影は流行よりも1歩も2歩も遅れていたと思います。

先人たちは2年も3年も前から天の川の撮影や、バリバリの画像処理をやっていましたね。

中央自動車道の光跡と富士山

3月4日撮影。

また山梨の北部へと出向いて、高速道路とのコラボレーションを撮影。

やはり以前はドラマの少ない冬場にわざわざ山梨まで出向かなかったので、
作品のバリエーションとして撮りにきました。

本栖湖より望む天の川と富士山

3月5日撮影。

再び天の川。導入したばかりのLightroomを使って、見栄えのする仕上がりになりました。

ふもとっぱらキャンプ場より望む天の川と富士山

3月10日撮影。

この日は純粋に条件良く、澄んだ空気が美しかったです。

ちょうど天の川が空に上る頃、月が西へと沈んでいき、夜の赤い富士山も撮影できました。

富士吉田市農村公園より望む富士山

3月16日撮影。

家から5分のところで撮影ができる場所に住んでいる。

なんだか、良く晴れている日に撮らなないのは富士山に申し訳ない気がして、日の出とともに家を出た。

富士吉田市農村公園より望む富士山と月暈

3月17日撮影。

夜に月暈が出ているのを見て、ぱっと家を出て撮影。

これを予想して、もっと別の場所で撮っていれば作品になったかもしれないと、少し後悔。

富士吉田市農村公園より望む富士山と雪景色

3月18日撮影。

3月の軽い雪があった。

あまり条件は良くないかもしれないと、地元でぱぱっと撮影を済ませました。

水ヶ塚より望む降雪後の富士山

3月22日撮影。

3月は雪景色撮影チャンス。標高もある程度高ければ、雨ではなく雪になる可能性が高いです。

この日は空気も非常に澄んで、素晴らしい朝となりました。

富士宮市より望む梅園と富士山

同3月22日撮影。

富士山から離れると朝はヌケが今ひとつでしたが、風が非常に強く吹き続けて非常にヌケが良くなりました。

あまり手入れがされていない梅園なので、毎年枝が成長して様子が変わっています。

朧なダイヤモンド富士

3月23日撮影。

田貫湖での朝焼け狙いは不発に。帰り際に朧なダイヤモンド富士をゲットしました。




3月の撮影はここまで。

記事が長くなりますので、続きはパート2にて。

パート2はこちら。

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