2018年1月の撮影まとめ
富士山写真家 オイです。
2018年に入り、最初の撮影まとめブログです。
早くも12分の1ヶ月が経過してしまいました。早いものです。
富士山写真もただただ撮り続けているだけではマンネリ化みたいなこともありますので、今年はますます進化して新しいチャレンジをしていきたいところです。
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撮影した写真たち
1月1日撮影
元旦は、ピーカンでとくにドラマチックな展開は期待できませんでしたが、富士山に会いに行きました。初日の出も富士山も同時に見られるポイントで朝を迎えます。
この日は紅富士の染まりが非常に良く、空もクリアーだった印象。
紅富士は美しかったですが、富士山の雪が少し少なくて寂しかったですね。
前日に少しだけ雪が降ったのですが、まだ黒い部分が目立ちました。
1月1日撮影
元日の夕方は、パール富士を撮りに西側へと回りました。この日は「スーパームーン」と話題になっていましたが、写真にすれば大差はないのであまり関係のないことです。
正月でパール富士ポイントは混み合っており、あえて右からの月の出を選び、一人きりでの撮影でした。
1月2日撮影
冬の満月付近は、撮影チャンスが多くて忙しくなります。前日の富士宮から、車中泊で神奈川県の箱根へ移動しました。
そして沈んでいく月と富士山を絡めての撮影。
やはり冬場は雲が出にくく、しっかりと富士山を収めることができました。
1月2日撮影
夜明けの月の入を箱根で見送った後、帰宅しようとすると箱根駅伝の渋滞に巻き込まれてしまい(汗)帰るのが面倒になり、そのまま箱根に滞在。
夕方は、近くの三島まで足を運んで、夕暮れの撮影となりました。
1月3日撮影
3日連続で快晴となり、まだまだ月を追っています。こんどは伊豆から御殿場へ移動し、富士山の東側からのパール富士撮影。
御殿場市の夜景を前景に、沈んでゆく月が綺麗でした。
1日・2日に比べて紅富士の光の入りが遅く、思うようにはいかずでした。
同じ快晴でも、光の入り方が日々違うのは、面白いところです。
1月5日撮影
朝焼けの可能性があると思い、精進湖へと向かいました。しかし手前に雲が湧いてしまい、撃沈の朝。
ここで大山行男氏と行き会って、いろいろと有り難いお話を聞かせてもらいました。
帰り際に撮影した富士山は、雪が少なく少し物足りない印象でした。
1月11日撮影
久々のまとまった雨があり、雪化粧をし直した富士山を撮影。自宅のすぐ近くから。シンプルながら、紅に染まる富士は美しかった。
昼頃にはもう一度富士山を求め、撮影へ。
太陽の光を反射する富士山もまた、かっこよかったです。
1月15日撮影
乾燥した日が続きなかなかドラマチックな展開もない中、夜明に山中湖で氷結した湖面を撮影。徐々に冬らしい雰囲気になってきています。
日の出前から吊るし雲が出たため、場所を移動しましたが、インパクトある光景とはならず、吊るし雲の変化を楽しみつつ撮影しました。
1月18日撮影
雨上がりのタイミングで、少し高台へ上がっての撮影です。雲海も期待しましたが、すっかり晴れてしまいました。
しかしさすがは雨上がり、富士山の裏に湧いた雲の雰囲気が非常に良く、気に入った一枚となりました。
1月23日撮影
東京に20センチ以上の積雪をもたらした寒波と南岸低気圧。どこで雪景色を撮ろうか?と前日のうちから奔走するも、結局雲に呑まれて思うようにいかず。
諦めて地元へ戻ってきたところ、富士山が見えてきたので、慌ててここの階段を駆け上がって撮影しました。
1月24日撮影
本栖湖からの日の出を撮影。未明までは、空に雲が漂っており、朝焼けの可能性もあると思って出てきました。
しかし朝には雲が捌けて快晴となってしまい、雪煙舞う富士山とご来光の撮影となりました。
その後、朝霧高原でダイヤモンド富士も撮影。
1月27日撮影
冬になると、毎週土日には河口湖冬花火が開催されます。日暮れ前に「あ、今日は花火か」と気付いて湖畔へと向かいました。
月明かりの影響を考えると、翌週では都合が悪いとわかり、快晴の天気も見て「今日しかない」と。
結果的には、かなり条件の良い中で撮影することができました。
ただし、待ち時間が非常に寒いです。
1月28日撮影
朝焼けになるか?ならないか?直前まで悩んでいて、出撃。家を出るか出ないかは、ある意味「直感」に任されます。
体が自然と動き出すのです。「今日は行くしかない!」と。
結果的には、まあまあのアタリ。
日の出前に雲が広がり、朝焼けに染まりました。
富士山の手前を漂う雲も染まる、かなり珍しい展開に。
ただ、全天が真っ赤に染まるような劇的な朝焼けとはなりませんでした。
そう簡単ではないです。
1月29日撮影
この朝は、撮影の予定はなかったのですが、ライブカメラを見ていると、笠雲が出現!
言われてみれば出てもおかしくない天気、これは「彩雲」も狙えると思い、慌てて朝霧高原まで向かいました。
雲の動きが面白い展開ではありましたが、強烈な朝焼けや、強烈な彩雲ということもなく、あと一歩というところ。
しかし、こういう天気の日に挑戦を続けることで、いつか劇的なシチュエーションに出会えることになるでしょう。
それから彩雲を求めて走り回るも、この彩雲がピークだったと思われます。
1月31日撮影
1月の最終日は、世間も注目の「皆既月食」。当初、天気予報が曇りで危ぶまれましたが、日没後に雲の切れ間があり、見事観測できたところが多かったようです。
自身としても初の皆既月食の観察で、非常に興奮し、楽しみながらの撮影。
夜空に赤く浮かぶ月は幻想的でとてもきれいでした。
興奮冷めやらぬまま、月食は翌日2月1日にまで渡り、撮影を続けました。
まとめ
序盤は雪が少なく物足りない期間がありましたが、雪が降ってからはすっかり冬らしい富士山となりました。
中でも22日の雪は世間を騒がせましたね。
冬は行動範囲も狭く、なかなかこれといった撮影が難しい時期でもあります。
その中でも笠雲などは狙いましたが、15日の素晴らしい彩雲は西側で見られ、私がいた東側では良いシーンには出会えませんでした。
思うように天気と噛み合わない中、河口湖冬花火と、皆既月食の撮影はそれなりに手応えを感じました。
天気や雲の変化を追いかけている身としては少しテーマがズレるものの、どちらも話題性のある被写体であるので、軽視できません。
花火の写真も、合成や後処理のテクニックでより魅せることもできるでしょう。
徐々に、「ありのままの風景」から「魅せる写真」へとやり方をシフトしている時期にもなっています。
せっかく写真として残すからには、写真として魅せる方法も学んでいかなければいけないな、と徐々に気持ちが高まっているところです。
2月も比較的ドラマは起きづらく、また冬晴れというようなスッキリした日も意外と減ってくると思われますが、チャンスがあれば撮影したいと思います。
それでは、富士山写真家 オイでした。
Posted at 2018.02.01