富士吉田の桜と逆さ富士…この写真の公開について。

富士吉田の桜と逆さ富士の写真
『 春の姿見 』
Nikon D800E / Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

今年は、桜の写真は多くの人が撮っていることもあり、少々見る側も飽きている感がありましたが、
こちらは逆さ富士+「逆さ桜」ということで反響があった気がします。

しかしながら、この写真をインターネットで発表すべきかどうかは悩みました。

あまりメジャーポイントでなく、この写真を撮ったときも一人きりの撮影でした。
現在は比較的静かに撮影できる場所です。

しかし反響があるということは、「この光景を撮りたい」という人が少なからず存在するわけで。
撮影場所は伏せていますが、知っている人に聞いたりすることで場所は知ることができるでしょう。

来年から撮影場所に人が増えたら、いろいろな心配があります。
一応私有地のような場所ですし、近くに駐車場もありません。
撮影できるポジションには2~3人しか入ることができません。

人が多ければ窮屈でゆっくり撮影することもできなくなりますし、
場所取りのために前日から現地入りして待たなければならないかもしれない、
なんていう可能性も否定はできません。

撮影ポイントに人が増えてプラスに働くことはほとんどありません。
ほとんどマイナス効果ばかりです。

撮影ポイント名を伏せるのは大前提として、写真だけでも影響は大いにある時代になりました。

撮った写真を人に見せることもできない?
ポイントを大事に守っていたカメラマンや、地主さん、近隣の方々に対して迷惑になります。

インターネット時代の非常に難しい問題。

現時点ではまだ「様子見」という段階です。
写真の公開やポイント名の表記がが絶対に悪とはまだ言い切れるわけではありません。
ケースバイケースという部分もあります。

みなさんも時代の変化を踏まえた上で、ぜひこの問題についてご自身で考えてみてください。私も考えます。

今回は総合的な判断のうえ、こちらの写真を公開しました。

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