自分でセンサークリーニングする最良の方法(Before/After画像付き)
富士山写真家 オイです。
センサークリーニングの最良の方法を見つけました!
感動したので早めに記事にします。
・センサークリーニングって何?
・センサーゴミって何?
・どうやって確認するの?
という人のための記事は、後ほど書きます…。
私が使用したのは、こちらのアイテムです。
この手のクリーナーを使っているという知人が複数いたため、試してみました。
Amazonで検索しても、海外製と思われる怪しい商品が並ぶのですが、一番安いこれを選択。
同様と思われる商品がメーカー違いで出ていたり、値段が違ったり、よくわかりません。
さりげなく「10pcs」と書いてありますが、10本入でした。
またメーカーはサイト上では「UES」との表記ですが、買ってみると「VSGO」と箱に書かれています。
また、説明書は英語オンリーのため、レビューやネットの記事を参考に使用してみました。
私のカメラはNikon D800Eですのでいわゆるフルサイズで、「フルフレーム」と記載のある商品を購入しました。
お使いのカメラのセンサーがフルサイズなのかAPS-Cサイズなのかは、確認の上、合うサイズを購入してくださいね。
さて、手っ取り早い話が、画像を見て下さい。
結論から言うと、「効果は抜群」でした。
しかも、あまりにも楽ちんでした。
クリーニング前のデータ(3.6MB)
クリーニング後のデータ(3.0MB)
ファイルサイズが減っているあたり、綺麗になったように感じますね(JPEGファイルの圧縮特性のため)。
確認してみると、見事にゴミが低減。
(よーく見ると薄いのが1粒ありました。)
クリーニング前はかなりのゴミでしたが、今回はスワブ3本の両面を使い、計6回のスライドでここまで綺麗になりました。
ちなみに最終クリーニングした記憶ときの記憶がありません。事情があって、おそらく1年以上クリーニングしていないセンサーです。
仮にもプロが、このようなカメラで写真を撮っているというのは、恥ずかしい限りですが…
最近はF11でもゴミが目立って、イライラしていたカメラです。
もちろん上記の画像は、最高まで絞ってF22で撮影しています。
カメラはNikon D800E、レンズはAF-S NIKKOR 70-200 f/2.8G ED VR IIです。
(レンズはほぼ関係ないですが…)
絞り優先モード、露出補正-0.5(本当は+0.5くらいがいい)、画像サイズはM、画質ノーマル、ピクチャーコントロールは風景、掲載画像はJPEG撮って出し。
クリーニング前の画像は、ブロアーで十分に吹いて努力した後の状態です。
ちなみにゴミの確認方法を簡単に書いておきます。
・ズームを望遠側に
・ピントを無限遠側に
・絞りを最大(F22程度)に
・白くて均一なもの(PC画面に白い画像を表示)を撮影
・なるべく画面に近づいて撮影
・シャター速度を1秒以上としてわざとブレさせる
・「風景」モードなどコントラストが高い状態にする(または後処理でコントラストを上げる)
白い壁などでも可能ですが、模様が少ないほうが良いです。
もしくは、絞りを最大にして、青空を撮る等(ピントは逆に近い側に)。
さて、ハッキリ言って今回の成果は、非常に満足な結果でした。
F22でもほとんどゴミが見えないレベルであるという結果になっており、非常に安心して撮影できるレベルとなっています。
そしてこれを実現するためのコスト(お金・手間暇)の低さが圧倒的に素晴らしかった。
まず、上で紹介したスワブは、10本で1880円でした。
今回は長年クリーニングしていなかった頑固な汚れに対して3本使用したので、わずか564円しか掛かっていません。
メーカーに依頼すれば、ニコンで2000円、キヤノンで3000円ほどです。
1本でクリーニング完了すれば188円と激安になりますね。
そして手間暇に関しても、感動的でした。
正直、もっと苦労すると思っていたんです。
それが、1回の清掃あたり、10秒くらいです。
スワブを取り出す→カメラをミラーアップに→サッと拭き取る→レンズを装着して確認撮影
これだけです。拭き取る時間は、想像がつくでしょうが、2秒くらいです。
想像以上に、簡単でした。
ちなみに今回、1回スライドするごとに画像を確認。
1回では取れなかったので数回試し、片側にゴミが寄ったので、途中から逆側からスライドしました。
また3~4回くらいでほぼゴミが取れましたが、最後に大きめのが1粒残って、1本(2スライド)消費しました。
その他気を付けたことは、
・センサーを傷付けないよう、先にブロアーで念入りに吹く
・ゴミが下に落ちないよう、カメラを縦に持つ(逆さまではやりづらい)
・開始位置にきちんと構えるまでセンサーに触れない
・斜めにセンサーに当てて、浮かないようにしっかりスライド
・途中で浮かすことなく、最後まできっちりスライド
・1スライドで使い捨て(斜めに当てれば両面使うのも可かと)
これくらいなもんです。
実は以前、別のキットを使って自分で清掃していたことがありました。
それは、ニコン純正のシルボン紙を綿棒などに巻きつけ、無水エタノールなどでクリーニングする方法です。
しかしこれ、細かい作業が比較的得意であった私にとっても、非常に苦戦する方法でした。
初めての挑戦では、綺麗に拭き取るどころか、ホコリが増えてしまってひどいことになりました。
また、どんなに神経を使っても、隅の方にゴミが残ってしまったり、拭くたびにまたゴミが増えたり…
とにかく終わらない、イライラ、そして神経を使う。もうノイローゼです。
さらにはセンサーを傷付けるという事態に至りました。センサーの傷は、絞るとうっすら映り込みました。
(ちなみにそのカメラは故障し、先日処分になりました…。)
そいういった経緯があったので、「もう自分ではやらない!」と思い、以降はニコンのサービスセンターでクリーニングしていました。
しかし1回2000円と高額な上、カメラを預ける必要があるのが最大のネックです。
神奈川に住んでいた頃はまだ東京が近かったのですが、山梨に引っ越してからは、たまに東京に行く機会があっても、「クリーニングを待つ時間」がなかなか作れませんでした。
早くても30分~1時間くらいは掛かるはずです。
また、工場に送って清掃する場合でも、カメラを2台持っているとはいえ、工場に送ってクリーニング後、返送されるまでに最低数日~1週間ほど掛かるでしょう。モヤモヤしますね。
そんな中、「自分でやろう」と思った決定的な理由が、先日ありまして。
それは、点検・クリーニングを依頼しようとニコン工場へ修理に出したところ、「以前のオーナー時点で修理不能となっている」と告げられたことです。
私は、故障品を掴まされたのです…(ヤフオクで)。
しかも、故障品はセンサークリーニングも受け付けていないと言うのです。
いや、以前サービスセンターでは受け付けてくれたけど?とかなりモヤモヤしながら。
そういう、いろいろがありまして、久々に「自分でクリーニングしよう」と決意したのでありました。
(故障品のカメラは、描写に問題が見られないので、継続使用します。)
その結果が、これでした。
あまりにもあっけなく、簡単に、ゴミが取れてしまって、拍子抜けです。
もっと、「拭いても意外と取れないな」とか、「端にゴミが寄ってしまう」とか、あると思ったんですが。
想像以上に優秀な商品でした。
10本で約2000円になるのは高額だという人もいますが、これは安いです。
両面使えば20回スライドできます。
ちなみに今回、「クリーニング液」は使用しませんでした。
基本的には乾拭きでOK、ゴミが取れないようならクリーニング液を使うようです。
私が買ったのは液なしでしたが、よく見るとクリーニング液がセットのものもありますね!
これがどのような液体かわかりませんが、以前使用経験のある無水エタノールにしろ、液体は、「拭き跡」を残してしまうので、少々怖いです。
拭き跡を消すには、絶妙な量の液体でもう一度拭かなければならないので、ドツボにはまる場合があります。
私の場合は、乾拭きでOKでした。
1年もクリーニングしてないセンサーが乾拭きでOKなら、通常乾拭きでOKな気もしますけどね。
そういうわけで、これはお世辞抜きにオススメできる商品かと。
こんな便利なものがあるのに、ペッタン棒とか、シルボン紙とか、どうしてそういった選択肢があるのかと疑問に思うほどです。
メーカーの清掃担当者も、これを使えば遅くとも10分でカメラ返却できるんじゃないでしょうか。
あ、もちろんセンサーを傷付けた、などは自己責任となるので、ブロアーでしっかりゴミを落とした上、自己責任でご使用下さいね。
富士山写真家 オイでした。
センサークリーニングの最良の方法を見つけました!
感動したので早めに記事にします。
・センサークリーニングって何?
・センサーゴミって何?
・どうやって確認するの?
という人のための記事は、後ほど書きます…。
私が使用したのは、こちらのアイテムです。
この手のクリーナーを使っているという知人が複数いたため、試してみました。
Amazonで検索しても、海外製と思われる怪しい商品が並ぶのですが、一番安いこれを選択。
同様と思われる商品がメーカー違いで出ていたり、値段が違ったり、よくわかりません。
さりげなく「10pcs」と書いてありますが、10本入でした。
またメーカーはサイト上では「UES」との表記ですが、買ってみると「VSGO」と箱に書かれています。
また、説明書は英語オンリーのため、レビューやネットの記事を参考に使用してみました。
私のカメラはNikon D800Eですのでいわゆるフルサイズで、「フルフレーム」と記載のある商品を購入しました。
お使いのカメラのセンサーがフルサイズなのかAPS-Cサイズなのかは、確認の上、合うサイズを購入してくださいね。
さて、手っ取り早い話が、画像を見て下さい。
結論から言うと、「効果は抜群」でした。
しかも、あまりにも楽ちんでした。
クリーニング前のデータ(3.6MB)
クリーニング後のデータ(3.0MB)
ファイルサイズが減っているあたり、綺麗になったように感じますね(JPEGファイルの圧縮特性のため)。
確認してみると、見事にゴミが低減。
(よーく見ると薄いのが1粒ありました。)
クリーニング前はかなりのゴミでしたが、今回はスワブ3本の両面を使い、計6回のスライドでここまで綺麗になりました。
ちなみに最終クリーニングした記憶ときの記憶がありません。事情があって、おそらく1年以上クリーニングしていないセンサーです。
仮にもプロが、このようなカメラで写真を撮っているというのは、恥ずかしい限りですが…
最近はF11でもゴミが目立って、イライラしていたカメラです。
もちろん上記の画像は、最高まで絞ってF22で撮影しています。
カメラはNikon D800E、レンズはAF-S NIKKOR 70-200 f/2.8G ED VR IIです。
(レンズはほぼ関係ないですが…)
絞り優先モード、露出補正-0.5(本当は+0.5くらいがいい)、画像サイズはM、画質ノーマル、ピクチャーコントロールは風景、掲載画像はJPEG撮って出し。
クリーニング前の画像は、ブロアーで十分に吹いて努力した後の状態です。
ちなみにゴミの確認方法を簡単に書いておきます。
・ズームを望遠側に
・ピントを無限遠側に
・絞りを最大(F22程度)に
・白くて均一なもの(PC画面に白い画像を表示)を撮影
・なるべく画面に近づいて撮影
・シャター速度を1秒以上としてわざとブレさせる
・「風景」モードなどコントラストが高い状態にする(または後処理でコントラストを上げる)
白い壁などでも可能ですが、模様が少ないほうが良いです。
もしくは、絞りを最大にして、青空を撮る等(ピントは逆に近い側に)。
さて、ハッキリ言って今回の成果は、非常に満足な結果でした。
F22でもほとんどゴミが見えないレベルであるという結果になっており、非常に安心して撮影できるレベルとなっています。
そしてこれを実現するためのコスト(お金・手間暇)の低さが圧倒的に素晴らしかった。
まず、上で紹介したスワブは、10本で1880円でした。
今回は長年クリーニングしていなかった頑固な汚れに対して3本使用したので、わずか564円しか掛かっていません。
メーカーに依頼すれば、ニコンで2000円、キヤノンで3000円ほどです。
1本でクリーニング完了すれば188円と激安になりますね。
そして手間暇に関しても、感動的でした。
正直、もっと苦労すると思っていたんです。
それが、1回の清掃あたり、10秒くらいです。
スワブを取り出す→カメラをミラーアップに→サッと拭き取る→レンズを装着して確認撮影
これだけです。拭き取る時間は、想像がつくでしょうが、2秒くらいです。
想像以上に、簡単でした。
ちなみに今回、1回スライドするごとに画像を確認。
1回では取れなかったので数回試し、片側にゴミが寄ったので、途中から逆側からスライドしました。
また3~4回くらいでほぼゴミが取れましたが、最後に大きめのが1粒残って、1本(2スライド)消費しました。
その他気を付けたことは、
・センサーを傷付けないよう、先にブロアーで念入りに吹く
・ゴミが下に落ちないよう、カメラを縦に持つ(逆さまではやりづらい)
・開始位置にきちんと構えるまでセンサーに触れない
・斜めにセンサーに当てて、浮かないようにしっかりスライド
・途中で浮かすことなく、最後まできっちりスライド
・1スライドで使い捨て(斜めに当てれば両面使うのも可かと)
これくらいなもんです。
実は以前、別のキットを使って自分で清掃していたことがありました。
それは、ニコン純正のシルボン紙を綿棒などに巻きつけ、無水エタノールなどでクリーニングする方法です。
しかしこれ、細かい作業が比較的得意であった私にとっても、非常に苦戦する方法でした。
初めての挑戦では、綺麗に拭き取るどころか、ホコリが増えてしまってひどいことになりました。
また、どんなに神経を使っても、隅の方にゴミが残ってしまったり、拭くたびにまたゴミが増えたり…
とにかく終わらない、イライラ、そして神経を使う。もうノイローゼです。
さらにはセンサーを傷付けるという事態に至りました。センサーの傷は、絞るとうっすら映り込みました。
(ちなみにそのカメラは故障し、先日処分になりました…。)
そいういった経緯があったので、「もう自分ではやらない!」と思い、以降はニコンのサービスセンターでクリーニングしていました。
しかし1回2000円と高額な上、カメラを預ける必要があるのが最大のネックです。
神奈川に住んでいた頃はまだ東京が近かったのですが、山梨に引っ越してからは、たまに東京に行く機会があっても、「クリーニングを待つ時間」がなかなか作れませんでした。
早くても30分~1時間くらいは掛かるはずです。
また、工場に送って清掃する場合でも、カメラを2台持っているとはいえ、工場に送ってクリーニング後、返送されるまでに最低数日~1週間ほど掛かるでしょう。モヤモヤしますね。
そんな中、「自分でやろう」と思った決定的な理由が、先日ありまして。
それは、点検・クリーニングを依頼しようとニコン工場へ修理に出したところ、「以前のオーナー時点で修理不能となっている」と告げられたことです。
私は、故障品を掴まされたのです…(ヤフオクで)。
しかも、故障品はセンサークリーニングも受け付けていないと言うのです。
いや、以前サービスセンターでは受け付けてくれたけど?とかなりモヤモヤしながら。
そういう、いろいろがありまして、久々に「自分でクリーニングしよう」と決意したのでありました。
(故障品のカメラは、描写に問題が見られないので、継続使用します。)
その結果が、これでした。
あまりにもあっけなく、簡単に、ゴミが取れてしまって、拍子抜けです。
もっと、「拭いても意外と取れないな」とか、「端にゴミが寄ってしまう」とか、あると思ったんですが。
想像以上に優秀な商品でした。
10本で約2000円になるのは高額だという人もいますが、これは安いです。
両面使えば20回スライドできます。
ちなみに今回、「クリーニング液」は使用しませんでした。
基本的には乾拭きでOK、ゴミが取れないようならクリーニング液を使うようです。
私が買ったのは液なしでしたが、よく見るとクリーニング液がセットのものもありますね!
これがどのような液体かわかりませんが、以前使用経験のある無水エタノールにしろ、液体は、「拭き跡」を残してしまうので、少々怖いです。
拭き跡を消すには、絶妙な量の液体でもう一度拭かなければならないので、ドツボにはまる場合があります。
私の場合は、乾拭きでOKでした。
1年もクリーニングしてないセンサーが乾拭きでOKなら、通常乾拭きでOKな気もしますけどね。
そういうわけで、これはお世辞抜きにオススメできる商品かと。
こんな便利なものがあるのに、ペッタン棒とか、シルボン紙とか、どうしてそういった選択肢があるのかと疑問に思うほどです。
メーカーの清掃担当者も、これを使えば遅くとも10分でカメラ返却できるんじゃないでしょうか。
あ、もちろんセンサーを傷付けた、などは自己責任となるので、ブロアーでしっかりゴミを落とした上、自己責任でご使用下さいね。
富士山写真家 オイでした。
Shanghai Jieyong Technology
Posted at 2018.01.25