7/7 梅雨の狭間に赤富士狙って曇天

記録的にざっと撮影記を書きたいと思います。

登山をしたり撮影に臨んだ記録は、その一回ごとが大切な思い出だと思うので。
内容は薄くてもなるべく書き残していきたいと思ったりしてます。

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まだ梅雨も開けぬ7月7日、前日も当日も雨で、7日の朝だけは曇り予報となっていました。
あまり期待していなかったものの、Twitterを見ていたら晴れたとの情報があり、慌てて状況チェック。
七面山ライブカメラを見ると雲海の上に笠雲の富士山が浮かんでいたので、出撃することに。
ヌケが良かったので期待しました。

朝には高気圧が日本海あたりに広がる予報で、雲海はまず期待できそうだし、
富士山の北東が晴れそうなので朝焼け狙いです。

本当は逆光で狙いたいところでしたが、逆光側で雲海の上に出るポイントはあまりにも遠いので
今回は順光での朝焼けと赤富士、そして雲海に山並みを合わせてみようという狙いにしました。
今年は富士山の雪融けが異様に早かったので、6月から赤富士が狙える貴重な条件となっています。


ということで出撃。

まずは高台で状況確認をすると、何やら笠雲は大きく、吊るし雲も出ている様子。
すぐ登山の予定でしたが、荷物のパッキングをしながらここでしばらく撮影です。

バルブで数カット撮りましたが、吊るし雲が思ったより綺麗に渦巻いていてインパクトのあるショットが撮れました。
大峠から雲海と富士山の写真
『 深夜多重奏 』
Nikon D800E / Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED


撮影の間に着替えなど登山の準備を終えて、出発します。
今回は6月3日に富士山に登って以来、1ヶ月以上空いての久々の登山でした。
こんなに登らないことのほうが珍しいような…。

南アルプスへのトレーニングも兼ねて荷物はあえてフル装備にしてみることに。

D800E×2台にF2.8の大三元を3本。
さらに重量級のPENTAX 67IIとそれ用のレンズ3本(75mm, 105mm, 135mm)。
三脚はさすがに2本にしておきます。

カメラ3台持って山に上がるのは実は初めてかも?
しかし食料、水、防寒着はほとんど要らないのでもう少し重くなる余地がありますね。

鉄の塊を入れたザックを背負っていざどうかと思いましたが、とても元気でした。
腰や肩に掛かる負担はあるものの、体は身軽でスイスイと。
自分の体力にちょっと安心。


さてポイントに到着すると、フィルム&デジタルで撮影開始。
月明かりもあって比較的撮影しやすく、雲海、流れる高層雲、そして笠雲と吊るし雲があります。

ひとまずJpeg撮って出しより。
雁ヶ腹摺山から夜の富士山

なかなか面白い状況ですが、ここまでしつこい笠雲は予想外。
笠雲は次第になくなるかと思いましたが、全然でした。

天気図には表れませんが風向きは南西。
上空の気流が全体的に南西から北東に流れているようでした。

予報は「曇り」だし致し方ない状況か。

朝になりましたが朝焼けもなくブルーの時間。
雁ヶ腹摺山からの富士山

何度も経験したガッカリな朝をまた繰り返します。
最近どうも天気が読めなくなってしまい、曇り空ばかり撮ってます。

そりゃそうか、天気予報が「曇り」の日に出てくるんだから。


東の空は開けているようだけど本当に朝焼けなしなの…?

と思ったところで朝焼けは来ました。
ちょっとだけね(^_^;)
雁ヶ腹摺山から朝焼けの富士山の写真
『 梅雨間の細光 』
Nikon D800E / Nikon AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

う~んこれはショボイ。

狙い通り笠雲は小さくなりましたが、消えるには至らず。
吊るし雲も小さくしぼんでなんとも中途半端。

今回は三脚2本あったので、片方にiPhoneを乗せてタイムラプスを仕掛けました。
ちゃんと朝焼けを予想してのスタンバイ、バッチリでした。

写真はイマイチばかりでしたが、タイムラプスはなかなか面白い仕上がりに。
朝焼けのあと、山並みに射してくる赤い光もとても印象的でした。

朝焼けの時はけっこう空が色づいてるんですけど、デジカメだと綺麗に色が出ません。
iPhoneカメラは本当に見た目に忠実で素晴らしい!
なぜ高級なはずの最新一眼レフがiPhoneの表現力に勝てないのか、疑問です。
どうなってるの?

さて朝焼けの後は、トレーニングがてら散歩などしながら待っていると、ようやく笠雲が頭から離れました。
[写真]

しかし上天が曇っていて光が入らないので微妙。
晴れていれば赤い山肌も綺麗に見えたかもしれませんが。
少しでも雲間から光が射してくれればよかった。

このあたりでいよいよ変化もなくなってきたので下山。


駐車場に戻るとビックリ!
三脚置いてあるっ(~_~;)
大峠からの富士山と雲海

夜中に撮影していて置き忘れたようです。。
やっちまった。

今日は一人でしたが人がいたので、盗まれてもおかしくなかった。
脚はジッツオ、雲台ハスキーですからね。高いよ。。
盗まないでくれてありがとうございます。

実は同じことを数年前にもやったことがあり…
登山の前は気持ちが前がかりになりすぎてどこか抜けてしまうようです。

前回は三脚を置いてきたことに1週間も気付かず(!)、気付いたときには時既に遅しでした。orz

※2012年の12月3日頃、御坂峠の天下茶屋前でハスキー3段を拾われた方がいましたら、
ぜひご連絡ください。m(__)m


今回は三脚を無事に回収して、事なきを得ました。
これにて撮影終了。

しかし高曇りのため気温が上がらず雲海が消えないので、
またトレーニングがてら別の山まで足を伸ばしてみることに。
思ったより自分が元気で嬉しい(笑)

今度は荷物を軽くして、カメラ1台三脚なしでお散歩。
1時間ほどのコースタイムのところを早足で40分程度。

ギリギリのところで雲海の上に出て、富士山を望むことができました。
雲が多すぎて作品にはなりませんが。

iPhoneカメラで綺麗に撮れました。
百蔵山から雲海と富士山

一眼でも撮りましたがスマホのほうが仕上げなくて済むので楽ですな(^_^;)


ということで雨も降ってきたし本日は撤収!

久々の登山もできたし良い準備運動になりました。

ざっくり書くつもりがまたしっかり書いてしまいました(笑)

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