朝霧高原からのダイヤモンド富士です。
様々な偶然的な要素が相まって、良い完成度に仕上がった一枚です。
同じ狙いでのダイヤモンド富士は先日も撮影しました。
先日は135mmで狙いましたが今回は75mmの縦での撮影です。
(今回は少し距離が近めでした。)
縦にしたのはその場のひらめき。
太陽が出たときは横位置で撮っていたのですが、シャッターを切りながらふと縦にしたところ良い感じの構図になりました。
虹色の光のリングは、レンズが結露しているときに発生します。
しかしこれも狙い通りに撮影するのは非常に難しく、
結露の量によってもまるで雰囲気が違うし、画面全体の均一性や太陽の光量にも影響されます。
太陽が出始めてから昇りきるまではおよそ2分で、その間にひたすらシャッターを切っていたのですが、
満足に撮れたのはこの1枚のみでした。
また、実は今回のもっとも良く出来た点は、太陽から放射状に伸びている白い筋です。
これは実はレンズが綺麗だと出てこない線なのですが、
その時のレンズの汚れ方で全く模様が変わってしまうので、正に奇跡の表情なのです。
最初は綺麗な状態で撮影していたのですが、
何を思ったのかポケットに入っていたティッシュでレンズを拭いたら筋が出現。
この1枚こそ上手く撮れましたが、以後は吹いても吹いても汚い縦や横の線が出てくるのみで、
このような芸術的な光条とはなりませんでした。
簡単なようで、本当に奇跡的な一枚になったと思います。
ちなみに、この朝は前日の撮影で疲れきって朝まで寝ておりまして…。
日の出とともに目覚め、「さて、今日は何を撮ろうか?撮るものないなぁ…」と思い、
ふらりとダイヤモンド富士の撮影にやってきたのでした。
当サイトのふじともマップ「Dナビ」を使えば、
スマホ一台あれば誰でも簡単に朝霧高原のダイヤモンド富士の観測位置がわかります。
http://fujisantotomoni.jp/app/map/
また、撮影カレンダーも参考になりますので、たまにチェックしてやってくださいね。
http://fujisantotomoni.jp/calendar/
アップロード日: 2016年4月17日