富士山南麓からの夜景雪景色です。
2016年11月25日、東京都心で11月として観測史上初の積雪&54年ぶりの初雪が記録され、大きなニュースになりました。
雪が降れば雪景色を求めて走り回るのが風景カメラマンですが、11月にそうなろうとは、非常に珍しいことです。
記録は珍しい記録ですが、写真には関係のないこと。
今回もただ綺麗な雪景色を求めて富士山までやってきました。
11月は例年、標高の高い山に登るための林道も冬季閉鎖前の時期なのですが、
この異例の降雪でどこもかしこも通行止めとなってしまい、選択肢は狭まりました。
少ない選択肢の中でどこへ行こうかと迷いましたが、今回はあまり訪れない静岡方面で。
いつも山梨では幅が狭いと思いバリエーションをつけてみました。
着雪の様子次第では移動することも考えて、だいぶ早くから到着して夜景を撮影していました。
星空がとても綺麗で、雪景色も美しかった。
左側、煌々と明るいのはなんだろう?と思いましたがスキー場のイエティ。
明かりが強すぎて、富士山夜景撮影の邪魔になることもしばしば。
今回は光源が直接見えなかったので面白い写真になったかもしれませんが、
ちょっと心穏やかには見ていられません。
スキー場も、夜の景観に配慮していただきたいものです…。
宝永火口を正面に望むこの角度からの富士山は、あまり撮る人もおらず比較的珍しい光景か。
手前の木も雪が乗って良いアクセントになってくれました。
また余談ですが、使用したこのレンズは絞り解放から素晴らしい解像感があり、
周辺光量落ちの激しさを除いては十分作品として使えるクオリティの描写をしてくれます。
夜の望遠撮影では強い味方にもなりますね。
アップロード日: 2016年11月27日