車中泊&山上生活6日目の朝でした。
美しい色彩を放つ暗闇の富士山を捉えました。
11月に入り富士山は雪を頂き、空気も澄んで美しいシーンが続きます。
この日は、西側方面での撮影を計画していたものの、うっかり東の山中湖で撮影することになってしまいました。
深夜0時頃のパール富士を狙って山中湖付近にいたのですが、寝過ごして撮影失敗。
さらに朝もギリギリまで寝ていたところ、空の様子が予想していたものと違う!?
この日は高気圧が覆い晴れる予報だったのですが、朝までに予報が変わっており
高気圧は北にとどまったままで、強烈な換気と共に入ってきた湿度の影響か、
薄雲が空全体を覆い尽くすような展開となっていました。
これは、朝焼けだ!と思うも時間が遅く、山中湖周辺以外での撮影は厳しそう。
そういうわけで山中湖での撮影となりました。
結果的には、珍しい展開を撮影できて満足度も高めです。
ふつう、朝焼けは逆光側から狙うほうが強烈な色が撮影できますが、今回は順光。
順光でも条件が良ければ朝焼けは綺麗な色となり、また富士山が光に照らされて強烈に染まるのが特徴です。
このシーンを狙う人は少ないので、こういった写真もあまり見かけません。
また、今回の写真は「1焼け」の時間。
まだ空は薄暗く、夜景も灯っています。なかなか肉眼では色も識別しづらいほど暗いのですが、
朝焼けが強烈な場合は肉眼でも赤色が見て取れます。
このときも、富士山の山頂が暗く、赤く鮮やかに染まっているのが見えました。
先月の10月6日にも同じ場所から1焼けの富士山を撮影しましたが、このときは雪がなかったので赤富士で、また山頂はあまり染まりませんでした。
今回は素晴らしい濃厚な色。
こういうシーンは興奮しますね。
アップロード日: 2016年11月10日




