真っ白な富士山です。
11月としては異例の降雪があったこの日、富士山周辺も真っ白となりました。
真冬の1月や2月の雪は、乾燥している上に風が強いことが多く、木々に着雪しづらい条件となります。
木々に雪が乗るのは、比較的暖かい雪で、かつ風がないと落ちにくくなります。
雪景色は「寒そう」という印象を与えますが、木々に雪が乗っているのは実は初冬や春の光景が多いです。
今回は11月の雪で、気温も比較的高く、雪の後に風がなかったのが特徴的でした。
朝も雪景色が楽しめましたが、日の出以降も風がなく、着雪が楽しめました。
(翌日もまだ比較的雪が残っていました。)
朝は十里木で撮影していましたが、エバーグリーンラインを使って富士山を登っていきます。
そして水ヶ塚公園へ。
風もなくしっかりとした雪は、朝から衰えることなく残っていました。
この日はどこか安心してゆっくり撮影できるほど、穏やかな天気。
日差しが射してくるとさすがに雪は少しずつ落ちてきますが、この日はだいぶ粘っていました。
おかげで、すっかり青空となったこの時間でも、真っ白な富士山。
上から下まで真っ白な富士山は、眩しくて魅了してくれます。
それでもよく見ると、宝永山のあたりや7合目あたりは、地肌が少し見える状態。
下の方は湿雪でしたが、上の方は乾雪で、地肌を覆うことはなかったのだと考えられます。
標高によって気温が違うため、雪の性質も変わってくるようです。
アップロード日: 2016年12月2日