天の川シーズンの定番、精進湖にて撮影してきました。
冬型の気圧配置で非常に澄んだ空気の快晴となった日曜日、多くのカメラマンがズラリと湖畔に並びました。
星空撮影もすっかりメジャーな被写体に。
先駆者たちは数年前から真剣に撮影していましたが、ここ1~2年でカメラ初心者にもすっかり広がってきたような印象です。
この日は冷たい北風が非常に強く吹き、逆さ富士を狙うのは難しそう。
よって、ちょうど目の前にあったボートを配して撮影しました。
こういうのをネイチャーフォトと言うのかわかりませんが、作画的には前景は寂しくなくなりますね。
こういう前景が入ると「いかにも」な感じで、見栄えは悪くないと思います。
一方、天の川の撮影は「現像でいかに炙り出すか」がキモになります。
「天の川が写らない」と困っている声も聞きますが、撮るだけでは非常に薄くしか写らないので、後処理が非常に重要になってくるわけです。
後処理は、明瞭度やコントラスト調整をベースにし、さらに星空の部分だけを個別に調整するのが一般的です。
さらに合成やノイズ処理、赤道儀まで使う人もいますがそれなりの経験などが必要となってきますね。
私も天体撮影に関してはあまり詳しくないので、一発撮りからの現像で済ませていますが。
Lightroomを使いAdobe Standardのプロファイルを充てると空の色合いが落ち着いて好きです(逆に日中の青空には不適)。
赤系の星の色が出せると綺麗なのですが、まだ高度が低く光害の影響を受けているので難しいところ。
上手く仕上がった写真に比べて何が悪いのか、撮影条件か、機材か、処理テクニックなのか、そのあたりも含めてやはり経験値を積まないとレベルの高い作品は作れないのかな、と思いました。
個人的には合成も駆使して、一度本気の作品も作ってみたいと思っています。
アップロード日: 2018年2月19日