5/18 深南部からの華麗な朝焼け

写真に限らずアートや自己表現は、最初は他人の真似からスタートするもの。

だけど極めるなら、そこにどう自分の色を付け加えていくかが大事です。


今回は写真家がほとんど訪れない南アルプス深南部へ、
新しい表現を求めて向かいました。


先日も(距離的に)近くの山には行きましたが、今回はアクセスも全く別のところから。
未知なる地、未知なる道、未知なる山です。

本当は昼間のうちに訪れてロケハンしておきたかったのですが、
前日に大事故を起こしてしまい、到着は夜になってからでした…。
(車が壊れていたらこの日の撮影は断念するところだったが、幸いにも異常なし。)


せっかく遠くまできたので、完全に暗いうちからスタンバイしてバルブ撮影からスタート。

雲の様子に目を凝らしていましたが、完全に朝焼けモードに突入して、
最終的には予想外に鮮やかに焼けました!

時系列でどうぞ。

どこの街明かりを反射しているのか、深南部からの夜景はゴールドに。(ホワイトバランス=太陽光)
蕎麦粒山から夜景の富士山

薄明時間帯。雰囲気が良いです。いかにも焼けそう。
蕎麦粒山からの朝焼けと富士山

朝焼けモード突入。パノラマ風で。
蕎麦粒山からの朝焼けと富士山

富士に迫る。
蕎麦粒山からの富士山

ジワリと本焼けが来た!
蕎麦粒山からの朝焼けと富士山

完全に燃えた!想像以上の迫力。
蕎麦粒山からの朝焼けと富士山

焼けている部分だけを切り取るとすごい空模様。
蕎麦粒山からの朝焼けと富士山

反薄明光線(裏御光)が出た!これは珍しいかも。
朝焼けと反薄明光線
ここまでの展開はある意味で「よく見る光景」だったので、この変化が嬉しい(^^)
夕焼けでは見たことがありますが、朝焼けの裏後光は初めてかも。
(朝は気流が安定していて塊の雲が出にくいため、珍しいかもしれません。)

太陽の煌きを感じます。
蕎麦粒山からの朝焼けと富士山

雲の裏に日が昇るとどんよりして終了です。
蕎麦粒山からの富士山


宝永山が右肩に見え、距離もあるためすくっと立ち上がる富士山の形が美しい。
見慣れない富士山のシルエットに「ここからの富士山もええなぁ」と見とれていました。


素晴らしい朝焼けとの出会いでまずまずの満足度ではありましたが、
この手の朝焼け・夕焼けには何度か出会っているためややマンネリです。
(とても贅沢な話)

少々の変化があったので楽しめました。

山深いところのため、撮影タイムは完全にひとりぼっち。
美味しい空気と大自然の雰囲気を楽しめました。

明るくなると何人かのハイカーが訪れていました。

この後は周辺をお散歩した後、さらに山伏まで遊びに行ってクタクタになりました。
安倍奥~深南部は車の運転だけで猛烈に疲労します(^_^;)


【機材などについて】

今回はもろもろ機材修理中につき、カメラ1台、レンズは70-200の一本勝負。
これで十分でした。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR IIなんですが、最近やっと上手な付き合い方がわかりました。

F11に絞っても周辺光量落ちが目立つのでいつもトリミング対応していましたが、
実はF14程度まで絞るとほとんど目立たなくなります。

買って何年経つやら…やっと正しい使い方がわかった気がします(^_^;)
ちょっと暗くなりすぎですが、基本的にこれからはここまで絞って使うことがほとんどになりそうです。

また今回は、前日から装着していたPLフィルターの存在に最後まで気付かず、
夜中のバルブから朝焼け終了まで、ずっとPLフィルターをつけっぱなしでした。_| ̄|○
(※結果的に問題はなかったけど。)

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