おそらく2019年秋の赤石岳を最後に、訪れていなかった「南アルプス」と呼ばれる高山の山域。

今回は黄葉を狙って、日帰りのナイトハイクで訪れました。

観音岳から富士山を撮影する場合、こちらの基本的な構図しかないので、バリエーションを付けるのが難しいです。

つまり一度撮影したことがあると、二度目に来る理由を見つけるのが難しくなります。

今回はズバリ「冠雪富士」が狙いでした。

今年2021年は9月7日に一度冠雪があったものの、その後に最高気温を更新したため、初冠雪が取り消しに。
(つまり「前シーズン最後の冠雪」になったという意味。)

その後、9月26日に再度、初冠雪が発表され、それから初めて迎える朝を狙いました。

ライブカメラを見る限りでは西側の冠雪は少なめで、逆光気味のシチュエーションでは写真に写るかは、正直微妙なところでしたが、それでも冠雪と紅葉のタイミングが合うことは非常に稀なので狙ってみました。

あとは雲海。純粋に雨上がりだったので、雲海や雲の表情が面白くなればと期待もありました。

それから、山に向かうもう一つの理由が、新しく手に入れた高画質カメラのGFX100Sで写真を収めたいからであります。

木々の描写や中遠景を撮るには最高のカメラ(とレンズ)なので、それを活かすために撮影目的地も変わってきますね。
(ニコンZでせっかく軽量化を図ったのに、結局重たい中判を持ち歩くことに…。)

そして今回の結果は、なんとか及第点。
体力低下しており登山も心配でしたが、なんとか想定内のタイムで到着。

当日は東風傾向だったので高めの雲海も期待しましたが、高気圧が遠かったためか、場所により高さの違う雲海が出ました。
富士山の下側(北麓地域)に出た雲海は雰囲気が良かったです。

紅葉はほぼピーク。
年により状態が違うと思いますが、今年はまだ緑っぽいものと、枯れて落ちているものが混在。
台風にはやられていないものの、暑さなどもあり状態はやや微妙といったところでしょうか。
もう少し落葉が進み始めてからも面白いかもしれません。

肝心の冠雪があまりよく見えなかったのは、想定内とはいえ残念。
思ったよりも霞が強く、余計に見えづらかったです。
写真でなんとか確認できるため、良かったですが。

同じ被写体を追い続ける問題として、撮るたびに次のハードルが上がっていくというのがあり、仕方ないことですね。
次回は上空に雲があったり、朝焼け、深くまでの冠雪、2000m以上の高い雲海などを狙っています。
チャンスがあればまた登るつもりです。

今回はせっかく登ってきたので、一泊して翌日も撮影を考えましたが、天気的にあまり変化がなく同じような写真になってしまう可能性もあり、
バッテリー等の準備も十分でなかったため、下山としました。

長時間の登山はキツイものですが、身体が温まり人間本来の野生の力を蘇らせてくれる気がします。
終わってしまえば体調もスッキリするし体力も増し、健康のためにはこれ以上はないですね。

私も30代後半に入っているので、今後は健康のためにも登山を続けていきたいと思っています。

- スポンサードリンク -
富士山写真家 オイ 2025年カレンダー
有償・無償にて写真データの提供も承っております。
テレビ・雑誌・カレンダー・Webサイト等に提供実績あり。ご依頼はこちらをご覧ください。
また写真をプリント、額装しての販売も可。メールでご相談ください。

アップロード日: 2021年9月28日

自己評価: ★★★☆☆

ほかの写真

ご注意など
  • 当サイトに掲載されている全ての写真の著作権は撮影者に帰属し、許可なく転載したり使用することは法律により禁じられています。
  • 当サイトに掲載されている情報の正確性については、その内容を保証するものではありません。
  • 免責事項: 当サイトでは、当サイトを利用したことにより生じたいかなる損害についても責任を負いません。