まるで台風一過の朝焼け!なかなか迫力のある朝焼けとなりました。
前日に低気圧が通過していきまとまった雨の翌日でした。
夜中は雲が多く笠雲のような雲も出ていて山頂がハッキリしませんでしたが、夜明けに雲が取れて一気にスッキリとしました。
雲の雰囲気は良い感じでしたが、東に抜けた低気圧の周辺には雲があるはずで朝焼けは厳しいと見ていました。
ギリギリまでライブカメラを注視していると、日の出の40~50分前ほどに東の空の雲が色づき始めるのを確認。
この時期は富士山8合目にある「御来光館」のライブカメラが非常に有り難い存在です。
日の出の方角の特の空が直接見られるので朝焼けの判断材料としてはかなり重要です。
通常のライブカメラでは遠く東の空が見えることはないので、いち早く情報を手に入れる貴重な情報になりました。
予報ではPM2.5がやや多い予報でしたが、見る限りこの朝はヌケが良さそうだったので、逆光より順光で撮りたくなります。
真っ先に山中湖で赤富士を、と思いましたがまだラベンダーが残っていると思い河口湖に行き先を切り替え。
20分もあれば到着できるので日の出に間に合いました。
完全なる地の利。
これを私は”後出しジャンケン”と呼んでいます(笑)
予想に反して広い範囲でしっかりと色づく”爆焼け”に。
低気圧の近くにも太陽光が通り抜ける雲の隙間があったようです。
また雲の表情も場所により色々な模様があり、全天が面白い朝焼けに。
河口湖からは割りと平坦な焼けになりましたが、一瞬消えかけた雲も残ってくれて良かったです。
空の朝焼けも見た目に美しいのですが、これだと富士山が暗く沈んでしまうため、
朝焼けの後の赤富士や、光が差し込むシーンをメインに撮りたいと思っていました。
ところが日の出方向の雲の隙間はわずかで、朝焼けの後は富士山が黒いまま。
結局山頂部に強い光が当たることなく、終了しました。
麓の方だけは明るくなるときがありましたが、運命のいたずらによりそれまで。
作品としてはきちんと光が射した写真がほしいところでしたが、朝焼けが綺麗だったので楽しかったです。
最近のメイン機であるFUJIFILM GFX100Sですが、手ぶれ補正ONのまま三脚で使用すると逆にブレてしまうことがあります。
Nikon機だとあまりそのようなケースは無かった気がしますが。
逆に言うとボディの動きに敏感に反応しているのかなという印象。
今回うっかり手ぶれ補正を切り忘れており、構図を縦/横に動かした後などはかなりしっかりブレてしまいました。
今回の朝焼けは短時間で一瞬で鎮火してしまったので、ちょっと勿体なかった。
アップロード日: 2022年7月20日