赤石岳より日中の富士山。
この日は徹夜での撮影を終えて、小屋でゆっくり寝ようとしていましたが…
外を見ると綺麗に富士山が出ているので、カメラを持って撮影に繰り出しました。
目的は紅葉と富士山の撮影でしたが、どこか見たことのない新鮮な富士山の映像。
上空を漂う雲もまた愉快で爽やかなのですが、
大沢崩れが斜めにコチラを向いた富士山の角度も、またなかなか見ないもの。
七面山と毛無山の間の角度ですね。
それにしても大沢崩れの位置がよく分かる。
白い大沢崩れ。はてこれは?
実はこれ、大沢崩れに強風が吹き付けて土煙が巻き上がっていたとのこと。
あとでわかりました。
赤石岳からの富士山、しかも昼間に見るのは初めてのことで、
「こういうものなのか」と素直に見てしまった自分がいます。
でも実は、この日は下界でもなかなか見ることの出来ない現象が起きていたというわけ!
富士山を追いかけて4年も5年も経ちますが、そういえばこんな現象は見たことがない。
白く煙る大沢崩れです。
まさかこの現象を遥々赤石岳から初めて見ることになるとは。
当日は、「大沢崩れが崩れている」と騒がれましたが、実際は強風による土煙。
南側へ尾を引いているところを見て、私は「雲が湧いている」と思ったのですが。
実際、この現象はかなり注目を集め、ニュースにもなっていました。
ニュースには空撮の鮮明な写真も出ています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150930-00010000-yamanashik-l19
また、この土煙現象は10月7日にも発生しました。
数年間見られなかったのに、ここ最近で2回もとは、何か異変があったのでしょうか。
ちょっと気になりますね。
アップロード日: 2015年10月8日