北岳からの夜明け。
上空の雲は朝焼けを期待させるものでしたが、
光が入らずにまさかの不発…!
しかし、青い空というのも悪くないと思うべきです。
カメラマンはいつも「朝焼け、朝焼け」と言い、朝焼けしないとガッカリする。
しかしそれは、一つの固定観念であります。
焼けなかった写真がダメか?というとまったくそんなことはありません。
写真にはいろいろな側面があります。
撮ったときに興奮した!ということも一つ大事ですし、
出来上がった作品が多くの人に評価される、ということも大事ですし。
朝焼け不発の写真は、撮影時にはガッカリしますが、
作品としては悪くない可能性があります。
とくに、プリントして部屋に飾ろう、などと思ったときは
間違いなく赤い空より青い空のほうが落ち着く写真になります。
そういうわけで、どんなシチュエーションも、立派な作品になりうる可能性があると思うのです。
…というのは、他の写真家の写真を見て思ったことですが(^_^;)
この一枚は、果たして「見ていて落ち着く」一枚となったでしょうか。
なんとも言えませんが、「朝焼けだけが正解じゃない」ということを
認識するために大事な一枚になったと思います。
アップロード日: 2015年9月27日




