富士山ばかりを撮り始めてちょうど3年ほど経とうとしているところですが、
そのキャリアの中でも「天気の読み」というものに特に力を入れてやってきました。
Twitterで配信している『富士山撮影情報』も、ご好評頂いているようです。
ただ良い写真が撮れるだけでなく、天候の移り変わりや変化を事前に予測することで
より無駄のない撮影をこなし、その日にもっとも富士山が綺麗に見える場所を探し当てます。
これを自分のプラスアルファの武器としてやっているつもりです。
この日は、前日のヌケの良さに加え、南寄りの風向き、衛星画像による雲の流れから判断し、
前日の早いうちから朝焼けを予言していました。
決めていた櫛形山に早めから乗り込みスタンバイです。
やがて朝が来ると、全ては思惑通り。
全天焼けとはいかなかったものの、しっかりと雲に濃い色が付きました。
これは少しピーク過ぎの一枚。
空が広く染まるとついつい広角で切り取ってしまいがちなのですが、
過去にその失敗をしているため、今回は望遠を重視で撮影しました。
望遠レンズ修理中につき、PENTAX67用の単焦点レンズをアタフタと交換しながらの撮影。
同時にフィルムカメラでも撮りましたから、
あっという間に朝焼けの時間も終わってしまい、ピーク時の写真は数枚しか撮れませんでした。
しかも慣れないことをしたせいか、一番焼けの色がいいときの写真はピンボケしてしまい、、
慌ただしい撮影に失敗は付き物。
これもまた経験なのかな、と反省し、また次なるチャンスを狙うのでした。
アップロード日: 2014年11月4日