久々のphoto updateは、今年SNSで一番のヒットとなった一枚です。
数年に一度あるかどうかという、朝焼けの吊るし雲を捉えました。
前日に台風が日本海を通過していった後という展開。
前日も「台風一過の夕焼け」があり、一度家に戻っていましたが、
過ぎた低気圧に引き込まれる風で、夜のうちから雲の雰囲気が怪しげでした。
天気予報を見ても朝まで南風が継続、東の空には雲が湧かない予報となっていたので、前夜の時点で朝焼けを確信。
あとは吊るし雲が日の出の時点でどのような形をしているか、という運命に任せる状況となりました。
撮影地は富士山の西側ということは決めてしましたが、細かい場所は未定。
少し早めに家を出て、各地の様子を伺うことに。
朝霧高原から田貫湖へ向かうと、逆さ富士も出ており条件は良さそうでしたが、
人が多かったことと、吊し雲の位置が富士山から左側に離れていたので、移動を決断。
これから林道が倒木で通れないなどのトラブルを経て、白糸エリアまで南下していきましたが、それでも吊るし雲がまだ左。
定番の位置よりかなり北に出ているなぁと思いながら、なんとか朝焼け(1焼け)の時間には間に合いそうだということで、柚野エリアまで更に南下。
こういうときにGoogleマップの正確な時間案内が助かります。
現地に着いてバタバタとカメラをセットしていると、空が染まり始めていい色に。
その時に撮られたのがこの写真です。
朝焼けは予想通りでしたが、その時間に雲がどこに出ているか、どういう形をしているかは、本当に神のみぞ知るという状況です。
ただ、吊るし雲の位置は簡単には変わらないので、狙い通りでした。
良い角度に撮影適地があるかは不明でしたが、たまたまど真ん中。
この日は多くのカメラマンが田貫湖に集まっており、自分だけは正に”ベストポジション”に構えることができ、我ながら見事な判断となりました。
この雰囲気だと、当然日の出本番の2焼けを楽しみにしていたのですが、
これから雲は崩れていき、さらに現地もガスが湧いて霞んでしまいました。
よって、この1枚がこの日のベストカット。
時間ギリギリでバタバタしていましたが、撮れていて良かったです。
SNSでは、Twitterで2400いいね、Facebookで1700いいね、Instagramで2100いいねを獲得して、今年一番(であろう)反響をいただきました。
アップロード日: 2019年10月12日