南アルプス赤石岳からの日の出のシーン。
この場所は非常にアクセスが悪く、秘境と言える場所。
しかし360度の展望があり最高のロケーションを誇ります。
山頂にある山小屋では、写真家に理解のある管理人が温かく迎え入れてくれ、毎年お世話になっていました。
入山後、2泊したこの朝は素晴らしい朝焼けの空に。
天気が崩れる前の期待感のある展開で、前夜から上空を雲が流れてワクワクしていました。
ただ雲の高さがやや低く感じられ、富士山より高い位置にあるとは思えず不安にも。
夜の間、何度も空の様子を確認していましたが、雲が出ては消えを繰り返し、どうなるか分からない展開で朝を迎えます。
日の出前から雲が染まり始めて、興奮する展開。
残念ながら富士山の頭に雲が少し掛かってしまいました。
やはり出ていた雲は目測通り、富士山より低かったようです。
それでも朝焼けは健在。
ピークの時間を少し遅れて、オレンジ色の光が空を包みました。
パラパラと散らばったような雲の雰囲気は珍しく、あまり見たことのないものでした。
この日は山麓地域からも見事な朝焼けとなっており、こちらの高所から見るよりも空の広がりがあてそれもまた素晴らしい光景となったようです。
こちらでは、下界からはまだ見えなかったはずの太陽と朝焼けをいっぺんに捉えることができました。
アップロード日: 2019年10月16日