今年2回目の高ボッチは、月光から撮影スタート。
去年も(狙ったわけではなく)満月付近での撮影となり、真夜中でも綺麗でしたので、
今年も月光を狙っていました。
ただしあまりヌケは良くなく、富士山はいまいちハッキリしません。
月がちょうど右手側へ落ちていくところでしたので、
PLフィルタを使いました。
月の位置が条件を満たしていれば、太陽と同様に効果があります。
ただ、夜間でシャッター速度が数倍必要となるのは痛いところ。
先日購入したケンコーの明るいPLフィルタ「EX Zeta」が効果を発揮します。
それにしても、やはり富士山撮影においてヌケは最重要要素のひとつ。
富士山まで約100kmの高ボッチともなればなおさらです。
前日に写真仲間が撮影に来ていましたが、ヌケがかなり悪かったようです。
この日はいくらか回復したのを見てやってきましたが、やはり100点ではないですね。
それでも雲海風のガスが出ていたのは○。
日本海から水分が流れこんできて雲海となることもあるので、多少は期待していました。
それにしても高ボッチから見る雲海も、高さがいつも同じ所にあります。
周囲の山に囲まれた盆地で、どこかに水分の出入口があるのでしょう。
雲海が発生しやすい場所は、だいたいダムのような地形になっています。
どこから水分が出入りして、どこでせき止められるのかを分析すれば、
どういう条件のときに雲海になるか見えてくるかもしれません。
アップロード日: 2014年12月11日