冬場の太陽高度が低い時に、雪面に太陽が反射する「ギラつく富士山」が撮れます。
大山行男さんの作品にもこれをテーマにした写真がありますね。
地味でマイナーですが、コントラストが強くインパクトのあるこの描写は、かなり気に入っています。
この日は吊るし雲が出ていて、彩雲を狙って逆光気味になるポイントを回っていました。
最近発見した富士山に近いポイントにて彩雲を待っていると、この光景に出会えました。
この日は新たに手にしたTAMRON 150-600mmレンズのデビュー2日目。
思いがけぬところで出番です。
富士山の繊細な斜面に寄ってみようと、さっそくの望遠撮影にチャレンジ。
解像度で言えば間違いなく、ニコン純正の70-200 f/2.8が勝りますが、こちらには周辺光量落ちという弱点が。
200mm端で撮ろうものなら、周辺光量が著しく落ちてしまい、300mm換算以上にトリミングしなくては使い物になりません。
一方で、事前調査で周辺光量落ちが少ないことを確認していたこのレンズはどうでしょう。
望遠端が600mmですから、この写真の220mmなどまだまだ余裕。
周辺光量落ちなど微塵も見られません。
600mm端でも、思ったよりひどくないのが素晴らしいです。
解像度も、かなり良好です。
よほど細かく見なければ、十分。
SIGMA 50-500mmレンズを今まで使っていましたが、こちらは周辺光量落ちがかなりひどく、
買い替えは大成功といったところです。
アップロード日: 2014年12月26日