雲海に呑まれる富士山、しかし頭上には虹色の彩雲と眩しい太陽。
本当は富士山がもっとよく見えているのが理想的ですが、今回はこの程度。
山頂が少しだけ雲海の上に顔を出しました。
実は、2年前に同じ場所で似たような写真を撮りました。
その時は富士山は良く見えていて、素晴らしい雲海と彩雲だったのですが、
太陽の表現がイマイチ…
デジカメの世界はもはや、太陽を構図に入れた写真のことなど考えられていない世界です。
それはカメラ然り、レンズ然り。
太陽を入れた構図ならフィルムカメラで撮るほうが、ゴースト・フレアーを抑えられるなどメリットがあります。
この一枚はデジタル写真ですが、レンズはフィルム用のもの。
ペンタックスレンズの8本の光芒は大好きです。
ズームレンズに比べて単焦点レンズはゴーストが出にくいのですが、
単焦点の中でもゴーストの出やすい・出にくいはレンズ次第です。
ゴーストが出にくいことで有名な135mmマクロのほか、90mmと75mmもなかなかの性能を見せてくれます。
太陽光が強烈すぎることでゴーストは目立ってくるので、
このように雲に少し遮られて光が和らげられると、カメラにはやさしいですね。
薄雲と太陽が作り出す不思議な虹色。そして大雲海。
富士山こそ弱い印象ですが、ダイナミックな一枚に仕上がりました。
アップロード日: 2014年12月26日