山中湖からの夕焼けです。
この日は期せずして夕焼けが撮影できました。
朝は上高下でのダイヤモンド富士撮影、夕方はパール富士を狙おうかと考えていました。
しかし一日がかりのロケハンで心身ともに疲労、また寝不足…
仮眠の後、なんとか辿り着いた山中湖。
気付けば空に薄雲が広がり、夕焼けの予感?
しかしこの日の目的はパール富士。
普段はこのあたりで撮影しないのですが、パール富士が狙えるためこの位置にいました。
逆さ富士は期待していませんでしたが、思ったより風が穏やかで、割りと逆さ富士がしっかりと見えていました。
頭の中は夕焼けよりパール富士だったのですが、夕焼けも素晴らしく、しっかりと撮影。
実はこのときも画面の中に月はあるはずなのですが、空が明るすぎて姿が見えません。
この後、暗くなったタイミングでなんとか見えました。
思いがけず撮影できた夕焼けも、なかなかのものですね。
薄雲発生の原因は日本海に発達し始めた低気圧で、富士山より北側を主に高層雲が発生しました。
西側の低気圧の場合は夕日を邪魔する雲が出るのですが、北側の低気圧であれば、
西陽が差し込む西側に雲が出にくいため、夕焼けとなります。
パール富士で頭がいっぱいでしたが、この夕焼けはある意味で「想定通り」でした。
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ところで話は変わりますが、この山中湖・大池付近からの富士山というのもなんとも素敵です。
山中湖が際立って巨大ということはないのですが、富士山からの距離が近いため、山中湖の端と反対の端では、富士山の見える角度が違います。
逆さ富士が見えやすいことから、平野や旭ヶ丘方面の撮影が多かったのですが、あちらだと富士山がのっぺりとしてキレがない印象となります。
一方でこちらの長池、大池方面から見る富士山はシャープに立ち上がり、
また吉田登山道・須走登山道の合流地点を中央に従えて精悍な出で立ち。
よくよくいろいろな写真を見返していたら、こちら側からの富士山に惹かれています。
花の都公園や忍野からの富士山に近い方角ですね。
今回はいい夕焼けが撮影できましたが、こんどは朝の紅富士も狙いたいです。
アップロード日: 2014年12月26日




