霞の上に顔を出す残雪の富士山。
6月初旬、梅雨入り前の貴重な姿です。
やはり梅雨の時期は富士山を望むチャンスが非常に少ないため、
この程度の雪の量の富士山というのは、意外と貴重です。
下界は霞んでいましたが、標高を上げてなんとか霞の上で出会うことができました。
この時期は太陽がほぼ真横から昇ってくるため、PLフィルターの使用が効果があります。
まだ日の出前ですが、明るくなると早速装着しての撮影です。
富士山の冠雪もより白くクッキリして、美しいですね。
見た目のヌケがよくなるので、富士山がより近くにも感じられます。
山から望む富士山は、観測地点の標高と距離があるため、
より鋭く、高く見えるのが特徴です。
麓から望むその姿とは明らかに異なり、このように望遠で切り取るのも好きです。
見る方向や光線状態、雪の量などでいつも違う表情の富士山。
やはり「富士山はそれだけで画になる」と感じます。
ここ国師ヶ岳から望む富士山は、稜線が美しく非常に高く見えると言われていますが、
雪が付いているとまた違った表情に見えました。
山頂付近に雪が多いせいか、ちょっと丸みを帯びたような「可愛らしい」富士山に見えませんか?
アップロード日: 2014年6月5日