御殿場の水田に写したダブルダイヤモンド富士です。
一度撮ってみたかったシチュエーションですが、撮影できたのは全くの偶然です。
この日は上空に雲が出ていて、夕焼けを狙っていました。
最初は水田で逆さ富士を撮ろうと思っていたのですが、
現地入りしてみるとどうもしっくり来なくて、標高の高い山に移動することにしました。
その移動中、ちょうど太陽が富士山の山頂に向かって落ちていくところでした。
太陽はだいたい斜め45度の方向に沈んでいきます。
大体の予測がついたところで更にクルマを走らせていると、水田を発見。
「ここなら映せるかもしれない」と急遽クルマを降りて撮影しました。
もう太陽はギリギリまで落ちていたので、間もなくダイヤモンド富士。
偶然見つけたところだったので人工物は避けられず。
家や道路などがありますが、逆光になるのであまり目立ちません。
電線はさすがに目立ちますが、これはこれで風情のある光景になったでしょうか。
細かいことを気にすると、「完璧な写真」というのはなかなか撮れませんが、
こういうありのままの光景を作品にする力というのも大事ですね。
家があろうが、電線があろうが、パッと見の雰囲気はとても良い作品になったと思います。
第一印象のフィーリングも、大事です。
アップロード日: 2014年5月18日




