富士山の間近から見た吊るし雲と笠雲です。
この日は朝焼けが読み通りに当たって、満足の朝。
天気が下り坂で、低気圧が日本海に進んできているので、
笠雲・吊るし雲の発生もなんとなく予感していました。
朝の時点では薄雲が広がるのみで、目立った雲はなし。
笠雲の予想もあくまで予想なので、外れるかもわからず、
ひとまず仮眠して体力を回復させました。
目覚めると、イメージ通り、空にはポコポコと小さな吊るし雲が見え始めました。
「大きくなるにはもう少し時間が掛かる」と考え、
あまり急がずに、食事をするなどしていると、徐々に空模様が変化してきます。
そこで、富士山に近い撮影ポイントを目指して移動。
吊るし雲が徐々に数を増やし、巨大化し、やがて山頂に笠雲が登場。
描いた通りの展開となりました。ここまで当たりすぎると自分でもビックリ。
ただし撮影ポイントを北側に取ってしまったのは失敗だったと思います。
吊るし雲が左側に出てくるため、構図が非常に難しいことが分かりました。
基本的には吊るし雲は風下側で撮るほうが迫力が出て良いです。
(もちろん、好みがあると思いますが。)
天気図からの予測ができるようになり、従来はなかなか出会うことが難しかった
「笠雲」や「吊るし雲」に出会う機会が多くなりました。
これからは更に、自分が構える位置やタイミング、構図を研究していきたいところです。
ちなみにこの日は展望台の木の枝が何者かによって折られているのを発見し、
大変胸が痛みました。作品作りに使える木だったので、やりきれない思いです。
アップロード日: 2014年5月18日