茶摘みが終わってしまった茶畑を撮影しました。
どうでしょう、「綺麗」と思っていただけましたか?
新芽の刈り取りが終わった後の茶畑で、実は新芽は全くない状態の茶畑です。
(拡大していただくと分かります)
造形は変わりませんが、鮮やかな緑色は失われてしまいます。
だいたい茶摘みは毎年GW頃で、今年は新芽の育ちが遅かったために、茶摘みも遅かったようです。
おそらく多くの人が、この写真を見ても、茶が刈られているか、刈られていないか、までは確認しない(もしくは分からない)のではないでしょうか。
だとすれば、「芽が伸びているときに撮らなければならない」のは何故なのか、とか考えてしまいます。
カメラマンの自己満足でしょうか。
写真はパッと見の印象がとても大事ですが、カメラマンはもっともっと細かいところまでこだわって撮影している。
見る人も、そんなカメラマンの気配りを感じながら見て頂けると、また写真の奥深さが広がるかな、なんて思います。
この日は午後に訪れたということもあり、現場は貸切でした。
ここは富士市の「2大有名茶畑」とは違いますが、意外と知っている人は知っているところのようです。
私は今年のロケハンぶりで訪れたのは2回目。
ロケハン時は富士山が見えなかったので、今回はじっくり撮影してみました。
不思議なことに、手前の数列だけが”丸刈り”で、それ以降の奥は”角刈り”の茶畑でした。
なぜ途中から狩り方が変わるのかは定かではありません…
ただ、丸く刈られた茶畑が美しいということは、再認識できました。
立体感が天と地ほどの差があります。
近年は機会化の影響でほとんどが”角刈り”ばかりですが、丸刈り茶畑もなんとか復活できないものかと思ってしまいます。
それから、画面にも写っていますが、茶畑の一部に穴が空き虫食い状態になっているところがあったのも、残念でした。
これは植物の病気?なのかもしれません。しょうがないですが、回復してくれることを願います。
いつまでも美しい光景を保って欲しいですね。
アップロード日: 2014年5月18日