本栖湖で撮影した『パール富士』です。
パール富士と言うと狭義には満月付近の定義となるかもしれませんが、ここでは山頂付近に月が重なる現象を定義とします。
撮影したのは2021年2月8日の未明。
非常に貴重なカットとなりました。
撮影当初は、史上初の撮影成功かと思われたのですが、2020年に知り合いの方が既に撮影していたようです。
ただ、今回の位置あたりで観測できるのは、私が調べた限りでは2010年3月9日以来11年ぶりでした。
2020年の撮影では更に本栖湖の奥、観測地は右になり富士山が半分隠れてしまいます。
ダイヤモンド富士やパール富士に興味がある方であれば、「富士五湖の中でダイヤモンドやパール富士が見られるのは山中湖だけ」というのが常識でした。
ところがどっこい、なぜか本栖湖で観測できる日があるというのです。
教えてくれたのは知人でした。
その情報を元にして撮影当日、興奮しましたね。
本栖湖でダイヤモンド富士を見ることは、できません。
富士山を撮影している人間でないと、なかなかこの意味が分からないと思いますが。
日食とか月食のときに世間が盛り上がりますが、その感覚と同じです。とても貴重な現象。
ではなぜ今回のような事が起こるのか?それは、調べて分かってきました。
色々と興味深い世界がありました。もう少し可能性を追ってみたいところです。
ネタバラシ?はまたいつか!
富士山を撮っていると色々な発見や学びがある。それが楽しいんですよね。
アップロード日: 2021年5月31日