思いがけずナイスショットが撮れた朝。
最近はインターネット文化の発展で情報が得やすくなっていますね。
開花情報が入っていたので、天気はさておき撮りに行ってみようと思いました。
登山するのも時間と体力が必要ですので大変なのですが、「健康のため」と思って山へ行くのも大いにアリです。
2020年のコロナ以降、登山する機会も減っていたのですが久々の登山。
体重も増え体力も落ちているかと思いましたが、機材が軽くなたこともあり案外スピーディに登れました。
この日の天気は夜は薄曇りでしたが、予報によると青空が出るか出ないか微妙なライン。
それでも行こうと思えたのは、やはり開花情報が確実に手に入ってるからなんですよね。
薄曇りでも咲いてればまあいいかと。
さすがに雲海はないと思っていたのですが、到着した夜明けにうすら雲海が発生。これは良い。
逆に予想されていた朝焼けが全くなく、薄暗い夜明け。
日が昇るまではメリハリがなく退屈な時間でした。
しかし空には晴れ間があるので、待って陽が入ってからがチャンス。
待ち時間は少し退屈だったので、初めて”インスタライブ”をやってみました。
最大30人近くが見てくれ、ちょっと面白い時間でした。今後も山からの絶景を配信できたら楽しいかなと思ってます。
ツツジのポイントから山頂へ移動したりウロウロしましたが、再びツツジに舞い戻り。
冬と日の出の方向が違うため、陽が当たる時間も違ってきますね。
撮影チャンスが訪れる頃、ポイントには4~5名のカメラマン。
間を縫って撮影させていただきました。
三脚使っている人が多かったですが、手持ちは正義ですよ(何が?)。
場所も時間も取らない、コンパクトな撮影。
だから今後もカメラメーカーさんには、手ブレ補正と高感度の技術を期待しています。
ニコンZのボディ内手ブレ補正は、悪くないんですが、もう一歩という印象かな。
それにしても見事な雲海でした。
沸き立っているし高さが見事。
三つ峠からの雲海は、高すぎると自分呑まれるし、低すぎると全く迫力がない。
この高さがいいんです。この高さは南風のときに出るパターンですね。
朝方まで雲海がなかったのは、薄曇りの影響でしょう。
上空の雲が消えるにしたがい、放射冷却現象で下層が冷やされて雲海になったと思われます。
本当に1ミリも雲海は期待していなかったので、嬉しい誤算でした。
この後はすぐに雲が湧いてきてしまい、厳しい状況に。
たまに晴れ間から富士山が見えるものの、富士山にも雲が纏わり付いてスッキリせず。
ほんの数分の少ないチャンスをモノにできました。ラッキー。
今年は花の状態も比較的良かったですね。
去年訪れたときは花が少なく残念な状態でした。年によって咲き方が違います。
今年も開花状況としては満開やや過ぎくらいでしたが、花の数では100%ではなかった感じ。
桜などの他の花と比べても、山のツツジは毎年花の数が全然ちがうし、全く花が付かないときもあります。
富士山以上にご機嫌が難しい子なのでしょうか?
基本的には山に登らないとどれくらい花が咲いてるかも分からないし、たいへん難しい被写体です。
でも難しいからこそ毎年登って良い時の写真を撮ってみたいと思ってしまいますね。
なお撮影ポイントは基本的に山小屋宿泊者専用となっているようです。
山小屋の方と話しましたが、過去にトラブルがあったようで、非宿泊者が三脚で場所を占拠するのはマズそうなのでご注意下さい。
アップロード日: 2021年5月31日