南アルプス白嶺縦走の最中、白河内岳からの光景です。
このあたりはほとんど人が訪れないので、貴重な眺めです。
この日は日の出から時間が経っても余計な雲はあまり湧かず、
いい具合の白い雲海とスッキリした空。
ちょうど富士山の裏側に面白い雲が出て、噴火したようなユニークな雰囲気です。
この山域は開けているところも多く、「ここ」という撮影ポイントはないのですが、
歩いてみた中で、一番眺めが良かったのはこの辺りでしょうか。
秘境だけあって手の付けられていない自然がそのままに感じられます。
登山道も踏跡らしい踏跡は少なく、素晴らしいですね。
手前に転がる岩、ハイマツの緑、枯れた幹、
夏の息吹を感じる山稜と激しく落ちる渓谷。
その先に山並みと富士山。実に見事な南アルプスの大自然!
南アルプス山域は、富士山を望むための絶好の展望台でもありますが、
南アルプスそのものの大自然の風景も見事です。
撮影者の好みにもよりますが、
私はこの大自然に魅せられてしまい、
アルプスらしい自然の光景と一緒に富士山を撮影したくなりました。
アップロード日: 2015年8月11日