大変貴重な箱根の雪景色をついに撮影することができました。
とにかく撮影が難しいテーマです。
大山行男氏の作品にもあることから、多くの富士山マニアが狙っている光景ですが、
このよな光景が見られるのは数年に1回程度で、巡り合うのは至難の業です。
今回は山梨方面で撮影しようと考えていていたのですが、
出発間際になって静岡・神奈川方面が晴れてきたのが確認できたため、急遽行き先変更。
夜中の1時頃から撮影スタートしましたが、既にこれを狙うカメラマンで溢れかえってしました。
月明かりの下、マイナス6℃程度の中で徹夜の撮影を続け、迎えた朝。
このシチュエーションでは、日が昇る直前の薄明るい時間がベストタイムとなります。
夜明けに浮かび上がる真っ白な山々は正に絶景!!
ここのところあまり気持ちの盛り上がる撮影ができていなかったのですが、
この時ばかりは大興奮!久々に胸の高鳴る撮影タイムでした。
デジタル・フィルムかめら2台体制でシャッターをバシバシ切りまくりでした。
ようやく念願の光景に出会うことができた、素晴らしい冬の朝でした。
しかしこの写真にも100点はつけられません。
富士山の頭に少し雲が付いてしまってスッキリしないことが一番のネック。
それから欲を言えば、空がもっと鮮やかな色に染まると良いです。
しかし細かいことを言い出せば、大山行男氏の作品は100点以上の完璧な作品に仕上がっており、もうそれを超えることはできないでしょう。
細かいことを言い出せば切りがありません(笑)
2014年に富士山の手前に新たな鉄塔が立ち・山が伐採されてしまいましたが、
幸いにもこの雪景色の中ではさほど目立たちはしませんでした。
それから、カメラの不具合にもハッキリと気付いてしまいました。
今年に入ってからの撮影で三脚を転倒させていまいましたが、
その時にカメラボディに衝撃が加わったようで、画面全体でピントが確保できない状態でした。
左端を中心にして像がボケてしまし、せっかくの絶景もしっかり撮り切れないという残念な事態になりました。
アップロード日: 2015年2月6日