久々に富士山に登頂しました。
去年の10月ぶり、8回目の登頂となりました。
天気予報は曇りでしたが、高気圧もあり上空は晴れると見て家を出発。
6月30日、22時に五合目に到着して様子を見ると、
雲海がちょうど目線の高さで、肉眼で見た限り山頂は見えているようでした。
すぐに出発し、薄い酸素に息を切らしながらなんとか山頂に着こうかというところ、
山頂目前で霧に包まれました。
雨の水分と、南寄りの風で、高気圧要因の笠雲が発生した模様。
低気圧要因の笠雲は形が綺麗で浮き上がっていることが多いのですが、
高気圧要因の笠雲は形も悪く、山頂にこびりつくのが特徴。
もう富士山のことは外からいつも観察しているのでよく分かりますよ。
ただ、この手の笠雲なら簡単に消えるし、特に日が出てからは確実に消えると分かっていたので、慌てず落ち着いて。
三脚とカメラを準備している間にも晴れたり曇ったりを繰り返していましたが、
晴れた隙を狙って何枚か撮影。
そうして撮れたこの光景は、まだ残雪の多い火口、3000m級の高い雲海に夜景、星空、そして遠くに明るく光っているのは雷です。
しかし満足に撮影できぬまま、再びあたりは霧に包まれてしまいます。
そのままご来光の時間となり、残念ながら雲の中。
(笠雲だったので、8合目からはご来光が見えたそう。)
笠雲は風上の西側や南側だけの可能性もあり、吉田ルート山頂のほうへ移動することも考えたのですが、
しばらくすれば必ず晴れると思い、霧の中、晴れるのを待ちました。
アップロード日: 2014年7月2日