真冬のこの時期に、ひっそりとダイヤモンド富士が撮影できる本栖湖リゾートから。
これのために入場料が1000円掛かります。
田貫湖のダイヤモンド富士の人気を考えると、やはりダブルダイヤは撮って損のない被写体と考えました。
今まであまり興味はなかったのですが、今回は時期を見計らって出撃!
6時前くらいに到着し開場を待って、いざスタンバイです。
池は一部凍結していますが、逆さ富士を出すために新しく水が供給されます。
一応、撮影のために整えてくれており、これのために払う1000円ですね。
しかし、気温はマイナス5℃くらい?で、水を撒いているそばから表面が凍っていきます。
薄い氷の膜が流氷になって漂い、逆さ富士を邪魔してしまわないかヒヤヒヤしましたが、
最後には自分の前からどきました。
手前に氷が流れて来てしまった人は、逆さ富士が撮れなかったかも。
そして、今回私はあまりにも油断しすぎた撮影で、失敗の連続でした。
「ただ撮るだけ」なんていう気持ちでいましたが、かなりいろいろと気を遣う結果に。
先ほどの流氷事件もそうだし、カメラの微妙な高さや置く位置の調整、また給水ホースから飛んでくる水しぶきへの対処など。
それから、小さい池だから逆さ富士は出るのだろうと思っていたのですが、
実は風があると逆さ富士は出ません。
昨日も来ていたという隣の方曰く、昨日は全く逆さ富士は見られずだったそうで。
1000円払ってそれじゃあ切ないです。
今日は日の出直前にピタリと水面が止まって期待したのですが、
ちょうど太陽が出た時には少し風が吹いてしました。
完璧なる鏡面にはならず。
それから、油断により3つものミスをしました。
まずはレンズの汚れをしっかり拭かなかったため、余計なフレアーのようなものが出てしまいました。
田貫湖のダイヤモンド富士で同じ経験をしたのに、全く活かせていません。
もう一つは、露出をオートにしてしまったこと。
オールドレンズは中央でしか測光できないようで、微妙な光の変化で露出が大きく変わってしまうことがあります。
日が出る前はもう少し明るく撮れていましたが、太陽が出たためにかなりアンダーに撮影されてしまいました。
この凡ミスはただただ情けない。
それから、欲張って縦位置・横位置の構図を両方撮ろうとしたこと。
おかげで中途半端な写真が多くなり、いいタイミングを逃しました。
冬至からまだ半月とはいえ、日々太陽の昇る方向は動きます。
ここからド真ん中付近で撮影できるのは、年に4日ほどですね。
簡単なようで難しい、富士山写真の基礎が問われています。
アップロード日: 2015年1月9日