こちらの写真の別カット。
中央自動車道と富士山です。
こうした夜景と富士山の組み合わせの光景では、
「光跡の明るさと富士山の明るさが同じくらいになったときがベストタイミング」というのが、ひとつの正解でもあります。
しかし時間経過ごとのカットを見てみると、必ずしも正解はなく、
それぞれの時間帯に意味があっても良いと思えました。
正解はひとつではありません。
このカットは、まだ富士山や空が暗く、車の光跡が強く出ています。
これがどこか光のパワーを感じさせ、富士山を脇役に回すにはちょうどいいくらいのバランスに思えました。
偶然にもこのカットでは征く車、来る車の光跡の調子も良く、
また上空を流れる雲や雲海の表情もさりげなく効いています。
様々な構図を試したなかで、少し広めに構えたこの構図が偶然ハマったということもあります。
結果的に、トータルバランスがかなり優れた一枚に仕上がったのではないかと思っています。
アップロード日: 2017年3月5日