巨大な翼状の吊るし雲と富士山。
この日は朝焼けのあと、吊るし雲が発生してきました。
天気が崩れる前など、南風になるとこのようなパターンとなる日があります。
この日も低気圧接近に伴い、朝焼けも、吊るし雲もある程度予想がついていました。
実際のところ、予想というのはその場になってみないと最後には分からないのですが、
この日は予感が的中。
朝焼けの後、一度雲がなくなり青空が見えると、次は吊るし雲が出現です。
残念ながらこの時間まで笠雲は出ず。
吊るし雲も、地上付近が晴れていれば、360度どの方向からも撮れるのですが、
この日は南から雲が押し寄せて、晴れているのは北側のみ。
精進湖や本栖湖、山中湖すらも雲に飲まれて撮影地に選択できません。
結局、北側の鳴沢村付近にいました。
綺麗な吊るし雲が見えているにも関わらず、富士山との距離が間延びしてしまい
なかなかまとまった作品として画面に収めることができず。
結局このような状態のまま、雲が増えてきたため撮影は終了に。
地元に引っ越してきたものの、日の出の前から撮影をはじめて、
昼を過ぎてもいつまでも撮っているようでは、体力が持ちません。
結局、帰って寝ている間にこんどは笠雲が登場したり、
夕方はダイヤモンド富士と絡めた撮影もできたようですが、私は撮影できませんでした。
人間には寝る時間や、生活のための時間も必要ですから、
富士山を追い続けるというのは本当に難しいと実感します。
アップロード日: 2017年2月24日