月と笠雲の共演です。朝霧高原より撮影。
この日は日本海で低気圧が発達する予報が出ており、
2日前から”何かが起こりそう”とざわついていました。
ちょうど3日前も似たような天気図になり、笠雲が出ました。
今回も可能性は高いと予想しており、出撃の心構えはしていました。
すると前日19日の22時頃には、思ったより早めに笠雲が登場。
この時間はまだ月明かりがなく暗すぎると思い、撮影には出なかったのはちょっともったいなかった。
結局、月と笠雲を絡めてやろうと思い朝霧高原まで急行。
20日の未明2時20分過ぎのパール富士を狙ったのですが、ちょうど月の出の時間に雲が増えてしまい撃沈。
ところがそこから回復を見せ、見事な笠雲が形成されました。
このような笠雲や吊るし雲が出るケースでは、天気図などにも寄りますが、
直前まで雨が降っていたり曇っているケースもあります。
天気図、風向き、そして現在の状況と照らし合わせて、今後どのように展開するかを予想しています。
天気予報では曇りマークとなっていましたが、やはり雲が激しく変化する面白い展開になりました。
この朝こそ、雲が崩れてしまい朝焼けはいまひとつでしたが、
全体的な変化・流れとしては完璧に読みきった展開で充実感がありました。
もはや写真の技術ではなく、天気の予想のほうが重要になっています。
アップロード日: 2017年2月20日