本栖湖からの御来光です。
冬至の頃に日の出の位置が山頂に近づく本栖湖ですが、
2月も後半となるとだいぶ左側からの日の出となります。
この日は天気が下り坂で、西から低気圧が接近中。
昼ごろからは強い雨の予報となっていました。
しかし朝焼けを狙うには絶好のチャンスということで、
前日の撮影で疲れた体に鞭打って出撃しました。
今回は前日から低気圧の接近がゆっくりで、
なかなか雲が移動してこない展開。
通常であれば早々に曇ってしまいそうとも思ったのですが、
今回はギリギリのところで持ちこたえてくれることを期待していました。
思惑通り、富士山はしっかり見えており、良い感じ。
いよいよ日の出が近づいて来る頃、天気予報で衛星画像をチェックすると、東に雲がなく良さそうにも思えました。
ところが夜が明けてきても全くそらの色付きがなく、ほぼ不発。
最後の最後で一発逆転大炎上!みたいなこともたまにあるので、
御来光が見えるの直前くらいまでは待ってみる価値はあるのですが、
いよいよ全天を染めるような朝焼けはなく、日の出です。
この日の出の時間頃が一番朝焼けが広がっており、
よく見れば雲にうっすらオレンジ色が染まっている状態。
一応「朝焼けした」と言っても良いレベルでしょう。
ただ、全体に曇りがちで空も青い写真だったので、
ホワイトバランス変更で朝焼を主題とした調整にしました。
逆光で朝焼けの富士山を撮るときに良いことは、
実は富士山の冠雪した白い部分がよく見えるということです。
空があまりも晴れていると逆光で真っ黒に見えてしまうことがあるのですが、
雲が空に広がっていると、その反射光で富士山も明るく見えたりします。
雪がしっかり見えたほうが、より富士山らしくて美しいですよね。
アップロード日: 2016年2月20日




