ちょうど空が少し明るくなり始めたタイミングでの一枚。
非常に大気が霞んでしまっており、肉眼では富士山が見えない状況でした。
撮影した画像を、めいっぱいコントラストを強調してこの程度。
(D800Eのレタッチ耐性には関心しますね。Capture NX 2でコントラスト100+トーンカーブで更に強調しても、そこそこ綺麗です。)
登山道の明かりと、雲海を照らす街明かりがわずかに見えます。
一応、夜の写真であることがわかるでしょうか。
この日はライブカメラを見ても霞んでいることが明白で、どこへ行ってもあまり良い光景は期待できない状況でした。
ちょうど山中湖のあたりに滞在していて、近場の三つ峠なども考えたのですが、少しでも標高を上げれば霞を回避できるかも?と思い、登ってきたのですが…。
ただし、雲海をゲットできたのは良かったです。
三つ峠のライブカメラでは雲海はありませんでした。
しかし甲府盆地の側に出れば、雲海になっていると予想しました。
読みは的中。河口湖を越えて御坂トンネルを抜けると、空は濁って「雲の下」ということがわかりました。
富士山の北側を東西に連なる御坂山地は、雲海の形成にも大きな影響を与えますね。
御坂山地を堺に、雲海がある/なしで状況が全く違うことが多いです。
南風が入ってくると甲府盆地は大抵、雲海となります。
夏はほとんど南風なので、夜に冷え込むと毎日のように雲海となります。
山々に囲まれた盆地ですから、熱の逃げ場がなく甲府周辺は猛暑になりますね。
アップロード日: 2014年7月24日




