千葉県南房総市からダイヤモンド富士の撮影です。
今年に入ってから、千葉県からのダイヤモンド富士の撮影が3回目となりました。
神奈川在住のため、千葉は遠いイメージですが、
東京アクアラインを使えば意外とサクッと行けてしまう場所です。(高速代が痛いですが…)
房総半島は、地元の三浦半島に比べたら巨大ですが、
そのぶん交通は比較的スッキリしていて移動しやすくも思います。
この時期、ダイヤモンド富士が見られる位置もついに三浦半島の南端を通り越し、
房総半島もだいぶ南下しなければポイントに辿り着きません。
長旅になるなぁ、と思いながら移動してきましたが、
GWも一旦途切れる最終日、車の流れは逆側ばかり渋滞で、案外すっと辿りつけました。
さて今回のポイントは、房総の中でも唯一過去にロケハンした場所でした。
このシルエットになっている岩が特徴的。
「雀島」というようです。
三浦半島も房総半島も基本的にはただの海岸ばかりですが、
たまにこうしたオブジェクトが存在している場所があり、写真のアクセントになります。
いつかここでダイヤモンド富士を撮りたいと思っていたわけですが、
思いがけず天気とタイミングが一致し、撮影に出ることとなりました。
(実は知人が狙っているという話を聞いて、当日に思い出した。)
天気としては、前日に発達した低気圧が抜けて強風が吹き荒れ、
空が浄化された後、当日は太平洋高気圧により広く晴れた状況でした。
空を見る限りよく晴れて確実に撮れそうだ!という感じでしたが、
衛星画像を見ると徐々に西から薄雲が広がってきていることが見て取れ、
「これは限りなく微妙だな」と思いました。
結果は…微妙でした。
やはりちょうど撮影時刻のあたりで薄雲が見え始め、
富士山の上にも雲が目立ちますね。
なんとか太陽の輪郭は出ていましたが、50%くらいは薄雲に飲まれました。
厳しいジャッジで言えば「ダイヤモンド富士失敗」とも言えます。
ただ今回はこのシルエットにした雀島が画として効いているので、
さほど太陽がハッキリ出ることが重要でなかったように思います。
全体のバランス。
むしろ雲の反射が太陽光を拡散してくれ、富士山周辺の印象を強めてくれたような。
また、雲のいたずらで空に放射状の光が広がっているのもまた良かったです。
なんやかんやのドラマがありつつ、この一枚が撮影できました。
気温も高くなりなかなかスッキリ晴れる日の少ない5月ですが、
これだけ撮影できたのはだいぶ運が良かったと思います。
今回は、撮影に来ていたたくさんの仲間との出会いや、
撮影ポジションを巡ってのいろいろなエピソードもありますが、本頁では割愛。
またの機会にブログにでも書ければと思います。
アップロード日: 2016年5月8日