雲海と富士山のシンプルな一枚です。
真っ白に雪をまとった富士山と、ヌケの良い空が印象的。
このヌケ、この白さはどちらもなかなかないもので
それだけを見てもちょっとした貴重な一枚です。
この日は夜明けから良い雲海の撮影ができて満足、
実はもう撮影を終わりにして帰る途中でした。
朝に一面に広がっていた雲海は消えかけていたのですが、
まだわずかにくすぶっています。
そこで、望遠レンズで消えかけた雲海の「おいしいところ」を切り取りました。
こうしてみると、画面の中にも雲の面積が多く、
とても「消えかけの雲海」という印象は与えません。
全体を見過ぎず、”部分”に着目すれば、このような撮り方も可能になります。
「その場の雰囲気」を楽しみすぎると、ついつい写真的なテクニックを忘れてしまいがちなので、いつでも集中して撮影したいものです。
アップロード日: 2016年5月12日
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