”奇跡”とも言える虹と富士山の光景を目の当たりにしました。
虹は雨上がりの、ふつうは雲の多いときに出現するので
富士山と一緒に見ることはなかなかできません。
(そもそも虹自体、珍しいものですが。)
この日は台風一過となり、前日から何かが起きると期待していました。
前夜に雨が上がり、早めに行動を開始。
朝は「逆光での朝焼け」を狙おうと、西側の田貫湖へ移動しました。
そこでは空に雲は少なく、ピーカンの様相。
空も明るくなりはじめ、「期待外れか…」と落ち込んだ頃、雲が広がり富士山が隠れてしまった。
直前になりバタバタするとあまり良くないので、ダメ元でも晴れるまで待とうかと思った。
しかし、かなり雲が厚く回復の期待が持てない!と判断して、移動を決意。
ひとまず「とりあえず赤富士でも撮れればいい」と思って、向かった先は山中湖。
時間的には朝焼けに間に合うかどうかというところで、ギリギリでした。
しかし間に合わなかったらそれは仕方ない。最初の選択を間違えた、それが運命である。
…
結果的に、朝焼けの時間になんとか山中湖に到着することができました。
朝焼けのピークは、少しズレた位置からの撮影。
朝焼けが冷めてきた頃、より眺めの良いこちらの浜まで移動。
すると、朝焼けの頃に小さかった虹がどんどん大きくなり、アーチを描きました。
気づけば空にも雲が多く、隙間から照らされる富士山も不気味な雰囲気。
まさに「光と影」の芸術が目の前に広がりました。
本当に美しく、幻想的な光景。
富士山と虹の組み合わせは、写真でもあまり見たことがありませんでしたが、
ついにこの目で見て、出会うことができました。
感動的な朝でした。
アップロード日: 2017年7月5日




