梅雨間の山中湖より望む青の富士。
この日は湿った風の影響で上空に吊るし雲のような雲が多く漂う展開。
いつものことながら、吊るし雲は変化が早く、形を変え、数を変えながら空を漂っていました。
朝焼けとならないのは予想通りでしたが、それでも空を漂う雲の雰囲気は十分に楽しむことができました。
忍野に引っ越して撮影するチャンスが増えて思うことは、
やはり「綺麗だけど予想できる光景」よりは「綺麗でなくても予想できない光景」のほうが、何倍も撮っていて面白く、興奮するということです。
見る人は綺麗な光景、定番の光景を望むかもしれませんが、撮影者としてはそういう気持ちではありません。
何が起こるかわからない、一期一会の、その時しか見られない、想像を超える光景を見たいと思っています。
梅雨の時期は湿度もあり、どのような雲が出てくるかわかりません。
山はいつもそこにありますが、雲は、出たり消えたり、形を変え、いつも違う姿を見せてくれます。
そういった意味では、梅雨から夏にかけての、湿度が高く、いろいろな雲が楽しませてくれるこの季節は、カメラマンにとってもワクワクの多い時期となります。
アップロード日: 2017年7月4日