夜明けの登山道を見上げる。
徐々に明るくなるブルーアワーの空に、登山道の明かりが煌きます。
夏の定番構図ではありますが、ひと味ちがうのは、手前に漂った雲の流れ。
実は前日も同じ場所で撮影していたのですが、前日はじっくりと時間を掛けて撮影ができずに、
2日連続で撮影を試みました。
ところがこの日は雲が多くてなかなか富士山もハッキリと見えません。
また、連続の撮影で疲れが出てしまい、夜中は寝てしまいました。
朝になりようやく富士山が出ていることを確認して撮影したのがこの一枚。
あの位置に雲が漂うというシチュエーションは、かなり珍しいと思われます。
自分も富士山の山腹まで上がった位置にいるため、あの位置に雲が出ていれば自分も雲に呑まれていることが多いでしょう。
かなり偶然性の高いショットとなりました。
しかしこの後は雲が一気に増え、朝焼けの時間には富士山はすっかり隠れてしまいました。
いかにも曇りそうな状況だったので、なんとなく予想通りです。
別の場所で撮影を予定していた知人も、雲にやられて撃沈だったそう。
前日が良かっただけにこの日も期待したのですが、そう上手くはいかないのが富士山です。
アップロード日: 2014年8月6日




