超レアな光景です!
午後の大雲海と、そこに浮かぶ島々…いや山々、そして偉大なる富士山。
この日は夜中のうちから三つ峠に登っていましたが、
下山後、友人とハイキングで雁ヶ腹摺山を歩きました。
時間はもう午前10時くらいとなり、雲海などとっくに消えているはず…
だったのですが、なんということでしょう!?
消えないのです。雲海が消えない。
大抵の場合、このような大雲海は、朝になれば湧き上がって、自分が飲み込まれてしまいます。
しかしそうならなかった理由は、高層に雲が張っており、
太陽光を遮ってくれたことがあると考えられます。
太陽光が当たり気温があがると、上昇気流が発生して雲海が乱れるのですが、
太陽光が遮られたおかげで、気流が安定して、雲海が落ち着いたままだったのではないでしょうか。
それにしても奇跡の条件だったと思います。
結局この日は、昼を過ぎ、夕方を過ぎ、夜になり、深夜…
それでもライブカメラで確認すると、この雲海は変わらないままでした。
私が富士山を始めてからもう4年ほど経ちますが、
知る限りではこのようなシチュエーションは初めて見ました。
本当に貴重な条件です。
翌日に台風が直撃するという天気の中で、
自然が創り出した不思議な奇跡のシチュエーションだと思います。
アップロード日: 2014年10月15日