雨上がり二日目にして、大雲海と朝焼けの共演となりました。
本当の狙い目はこの前日。
11月の雨上がりともなれば富士山は白く冠雪、
そして雨上がりの雲海!と狙っていたのですが、
気温が高く富士山の雪はちょびっとで、
雲海もほとんど発生しませんでした。
そのリベンジというわけでもないですが、
翌日も山の上から狙ってみることにしました。
注目したのは風の流れで、
雨上がりの後、南風がずっと続くことに気づきました。
南風が続けば海からの湿った風が広くに行き渡るため、
朝の冷え込みなどで雲海になる可能性があります。
またこの日は高気圧が天気図上になかったため、
雲海は高くなると見てなるべく標高の高いポイントを選びました。
さらには低気圧が接近し高層にも雲が出ており、
朝焼けとなる典型的なパターンでした。
これらの読みが全て的中!
1800m近い高めの雲海が夜明けに発生、
上空も朝焼けに染まりました。
富士山についてしまった笠雲など、
欲を言えばいろいろと減点はあるのですが、
このシチュエーションに巡り会えたのは見事なことです。
朝焼けの雲も、高層に広がった薄いものと、
吊るし雲の一種とも取れる帯状の雲が混在し、
高さが違うためそれぞれ特徴的な染まり方をしています。
太陽の昇る位置もちょうど良く、構図も作りやすかったです。
アップロード日: 2015年11月17日




