富士ヶ嶺高原で見たパール富士の、めいっぱい望遠撮影版。
ノートリミングです。
わずかに色づいた富士山の山頂、そこから月がそっと顔を出します。
まだ外は明るいので、ダイヤモンド富士や真夜中のパール富士のような輝きはありません。
音もなくそっと頭を出す月が、不気味にも感じる瞬間です。
APS-CサイズセンサーのD7000+500mmレンズで、35mm換算約750mmで撮影できます。
フルサイズでないと画質がやや劣りますが、カメラは使いどころが大事だと思います。
50-500mmの高倍率ズームレンズは重さにして約2kgもあり、
大型三脚に固定しましたが、それでもブレやすいです。
500mm端での撮影はかなりシビアなもので、ファインダーを覗いても本当に簡単にブレそうです。
こんな時に限って、レリーズコードを本番直前に断線するトラブルがあり、
シャッターは手で押しています…。
ミラーアップを使い、慎重に、慎重にシャッターしました。
そもそもミラーアップしても多少の衝撃はあることと、
レンズの解像度が望遠端でイマイチであることもあり、
なんとか手押しシャッターでのブレは最低限に抑えられたように思います。
アップロード日: 2014年5月21日