月明かり+霧というシチュエーションで撮影した山中湖の富士山。
この日は雨上がりで、ライブカメラを見ると徐々に晴れ始めているのが分かりました。
七面山などでは大雲海となっていました。
通常であれば夜明けのタイミングで雲海を狙うののですが、
月が満月に近く明るいことから、夜のうちも十分いい写真が撮れるだろうと思いました。
この考えは正解でしたが、欲を言えばもっと早くからの撮影が正解だったでしょう。
西側からは、雲海の上に月の出が拝めたようです。
どこで撮影するかにもよりますが、月も太陽も、西よりは東にあるときのほうが画になる場所が多いように思います。
この山中湖も、東からの光線がひとつキーになる場所です。
月光でこうも綺麗に陰影がついている富士山は、初めて撮影した気がします。
吉田大沢が影になり、月光といえども見事な立体感です。
月光が強いので肉眼でもよく見えましたが、鳥肌モノです。
山中湖は霧に覆われていて撮影は難しいと思いながら通過していたところ、
突如霧が晴れてこの富士山が姿を現したので、即座にクルマを降りて撮影。
霧が出ている割には風もあり、残念ながら逆さ富士は出ませんでした。
それから、バルブ撮影中に手前にも霧が入ってきてしまったため、
コントラストが落ちてしまいました。
これが富士山のところだけよく晴れていれば、
さぞ素晴らしい描写をしていたはずです。
このまま霧が立ち込めてきたので、撮影は1カットで終了です。
アップロード日: 2014年5月21日




